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  • 4月からこう変わる 企業編/変化に対応、困難なかじ取り

    【多数の企業が新社長とともに新年度】

     

     2021年度の建設産業界は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う新常態への適応、働き方改革、デジタルトランスフォーメーション(DX)・生産性向上、脱炭素といった多くの変化への対応が求められる中で、建設需要の減少と競争の激化にも対処しなければならない、難しい1年となる。そんな中で、多くの企業が新社長とともに新年度を迎える。

     

     ゼネコンの社長では、4月1日に戸田建設の今井雅則氏が大谷清介氏に、三井住友建設の新井英雄氏が近藤重敏氏にそれぞれ交代するほか、高松コンストラクショングループの高松浩孝氏、若築建設の烏田克彦氏、りんかい日産建設の前田祐治氏、駒井ハルテックの中村貴任氏、大本組の三宅啓一氏、西武建設の佐藤誠氏、丸彦渡辺建設の岡本啓治氏がそれぞれ4月1日に就任する。6月25日には鹿島の押味至一氏が天野裕正氏に交代する。

     

     道路会社では、三井住建道路の蓮井肇氏、大林道路の黒川修治氏、フジタ道路の吉川英二氏がそれぞれ社長に就任する。設備会社では、トーエネックの藤田祐三氏と大成設備の田行啓一氏、大林ファシリティーズの鼻戸勝紀氏が4月1日に、サンワコムシスエンジニアリングの佐藤謙一氏が3月31日に社長に就くほか、6月下旬には新日本空調の前川伸二氏が就任する。

     

     ディベロッパーでは、野村不動産の松尾大作氏、三井不動産レジデンシャルの嘉村徹氏が社長に就く。このほか、文化シヤッターの小倉博之氏が4月1日に、メタウォーターの山口賢二氏、ジェコスの野房喜幸氏、レンタルのニッケンの浦野輝虎氏、チヨダウーテの平田芳久氏、丸紅建材リースの井ノ上雅弘氏が6月中にそれぞれ社長に就く。

     

     企業の改編も予定されており、4月1日付でオリエンタル白石が親会社のOSJBホールディングスを吸収合併するほか、4月中をめどに宇部興産と三菱マテリアルがセメント事業と関連事業を統合して新会社を設立する。三菱UFJリースと日立キャピタルも4月1日に統合して「三菱HCキャピタル」となり、三菱商事の傘下に入る。

     

     機構改革では、清水建設が「環境経営推進室」、大林組が「グリーンエネルギー本部」を立ち上げ、西松建設が人材・働き方改革の戦略を一体的に立案・実行する「人財戦略室」、東急建設が「価値創造推進室」を新設するなど、現下の社会環境に対応できる体制づくりを急いでいる。

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    掲載日: 2021年3月31日 | presented by 建設通信新聞

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