コンサルタントが教える転職必勝ガイド
多くの求職者の転職に携わってきたコンサルタントに、失敗しない転職のコツを聞きました。
転職は社会人生活の中で大きな転機となる出来事の一つです。人生で何度も経験することではありませんから、分からないことや不安なことが多い人もいることでしょう。
今回はコンサルタントの石川利江に、『面接対策』をテーマにインタビューしました。
#07.転職コンサルタントが語る、建設業界の転職面接対策
―― 面接を受ける前にしておくべきことはどんなことでしょうか
相手の企業についてよく知るということと、どうしてその企業に入社したいのか、どうして応募しようと思ったのかといった、求職者さん自身のきっかけを再確認することが大切です。面接では、自分が魅力だと感じた部分を見せていくのが非常に大事だと思います。
―― 実際の面接では、企業側はどんなことをポイントに見てくるでしょう
大きく言って、「人柄」と「経験」が軸になってくると思います。どこの企業であれ、コミュニケーションを取りながら仕事をするわけですから、会話のキャッチボールがしっかりできるか、的を射た回答ができるのかといったところを見ています。つまり、一緒に働きたいと思ってもらえるかがポイントですね。
若い人でも年配の人でも、笑顔が出るかとか、声が小さすぎないかといった基本的な部分も忘れないようにしてほしいです。
―― 緊張してしまったり、自信が持てずに、上手に話せない人もいますよね
そうですね。ただ、いつも求職者さんに伝えているのは、「誰でも面接が受けられるわけではないんですよ」ということです。企業側も時間を割いて面接を行うわけですから、魅力を感じない人とは面接しません。だから、相手も何かしら評価をしてくれているわけですから、自信を持ってください、とお話しています。
―― やはり、経験などが十分でも、面接で上手く話せないと厳しいものですか
転職の場合はそうとは限りません。上手に話せるに越したことはありませんが、即戦力になれるか、会社とマッチしているかといったことの方を重視すると思いますので、おしゃべりだけでの判断ということはないと思います。
―― 面接で質問される内容の中でも、志望動機で悩まれる方が多いようですが
そうですね。企業側は長く働いてくれるかというところを重視します。ですから、上手くそこにつながるように話ができるといいですね。
私は面談の際に求職者さんの優先順位を必ず聞きます。それを元に転職先を紹介しますし、こうすることでご自身の考えを整理できます。例えば最優先だった仕事内容と2番目だった勤務地がマッチしている会社、となれば、志望動機も話しやすくなるんじゃないでしょうか。
―― コンサルタントの方で模範回答は用意してくれますか
模範回答的なものはお伝えしています。ただ、それはあくまで模範回答です。それをベースにご自身の思いを肉付けして、よりリアルなものにしてもらい、具体性や説得力を増してもらうようにしています。模範回答は自分の言葉ではないので、本番でスッと出てこなかったり、暗記したことが伝わってしまうものですから。
―― 面接時に想定していないような突飛な質問をされることもありますか
あまりないと思います。新卒者の面接だとあるかもしれませんが、転職の場合はどこがどう生かせるかということが大きいと思いますので、しっかり準備していれば対応できる質問がくるものです。
―― 「質問はありますか」と聞かれた場合、どうするのがいいでしょう
入社の意思が見えやすい質問をするのがいいと思います。例えば「配属先の年齢層はどのくらいでしょう」とか、明日から働くとして何を知っておくと安心かという風に考えて、働くイメージのわく質問が望ましいですね。
―― あらかじめ聞こうと思っていた内容を、聞く前に説明されてしまった場合はどうしたらいいでしょう
やはり「特にありません」は避けるべきです。そういう場合は、「○○について聞きたかったが、説明してくれたので納得できた」といった風に、言い方を考えるといいですね。
―― ほかに質問すべきではない事柄などはありますか
年収の話やお休みのこと、残業のことなどばかり聞くと「お金のことしか考えてない?」とか「入社前から休みのことばかり?」とマイナスの印象を持たれてしまう場合もあるでしょう。これらは基本的には避けるべきですが、どうしても聞きたければ「前職では休みが少なく家族との時間が取れなかった。御社だとどうですか?」といった感じで聞き方を工夫するようにするべきです。
―― 同じ内容でも言い方や聞き方が大切なんですね
はい。同じ能力の人でも言い方で印象は変わります。例えば、できないことを、ただ「できません」と言うのと、「できませんが、今勉強中です」というので伝わり方は違いますよね。
―― ヒューマンリソシアの面接対策で重視していることは何でしょう
書類だけでは伝わらない強みだったり、今まで気付いていなかった強みを見つけて、それを伝えてほしいと思っています。
実直に真面目に仕事に取り組んでくれる印象を残せれば、お話が多少上手くいかなくても伝わることはあります。上手く話すことよりも、ご自身の思いを伝えるようにとアドバイスしています。
ヒューマンリソシア株式会社 東京人材紹介営業部 コンサルタント 石川 利江(⇒コンサルタント紹介)
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