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【ビッグウェーブ】建設業界に押し寄せる「働き方改革」の波【乗るしかない】
2018/10/31
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筆者:「建設の匠」編集部
満を持して「建設業働き方改革加速化プログラム」策定
2017年の流行語大賞にもノミネートされた「働き方改革」。政府が主導し、2019年4月からは、いよいよ「働き方改革関連法」(働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律)も施行されます。先進国の中でも少子高齢化がいち早く進む日本では、労働人口の減少が避けられません。
建設業界でも入職者が減少し、一線を退いていく高齢者の技術や知恵を継承できないなどの課題を抱えています。減り続ける労働者で災害対応はもちろん、インフラ整備やメンテナンス、都市開発、住宅建設・リフォームなどを支えていくには、いったいどうしていけばよいのでしょうか?
政府は2017年3月に「働き方改革実行計画」を決定しました。それに基づいて、建設業の働き方改革に関する関係省庁連絡会議が「適正な工期設定等のためのガイドライン」の策定などを行ってきました。業界団体もガイドラインを受けて時間外労働の適正化、週休2日実現行動計画、労務賃金改善などの「働き方改革4点セット」を打ち出しています。
そして2018年3月、国土交通省は社会保険加入促進、担い手3法の制定、i-Constructionなどをさらに進めるために官民で取り組む「建設業働き方改革加速化プログラム」を策定しました。その内容は、主に次の3点です。
1.長時間労働の是正に関する取組
2.給与・社会保険に関する取組
3.生産性向上に関する取組
次ページではその内容を詳しく見ていきましょう。
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「建設の匠」編集部
「建設の匠」編集部の中の人。ひとりで取材したり記事を書いたり写真を撮ったりしております。ツイッターは@KensetsuTAKUMI、フェイスブックは@kensetsutakumi2018。
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