キャリア
一級建築士・宮下潤也さんが「看板建築本」を立て続けに3冊も出版したワケ
2020/03/05
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筆者:「建設の匠」編集部
2月のある日曜の朝。秋葉原にほど近い神田須田町の「海老原商店」前に、カメラを構えた“看板建築画家”はたたずんでいた。
彼は2月末に『東京のかわいい看板建築さんぽ』(エクスナレッジ)を上梓したばかりの宮下潤也さん。
12月に発売された初の単著『看板建築図鑑』(大福書林)に掲載されている海老原商店のアイソメトリック図を見ながら、当主の海老原義也さんとまるで答え合わせするかのように建物内をめぐる。
昨年5月に刊行された『看板建築 昭和の商店と暮らし』(TWO VIRGINS)の制作に携わって以来、10か月以内に2冊を出版。過去に出版実績のない人が、ここまで立て続けに本を出すのはそうあることではない。そして、いずれも各方面から注目を集めている。
31歳とまだ若い彼が、なぜ戦前の看板建築をテーマに出版するのか。そしてどうやってこのハイペースな執筆・制作活動をおこなっているのだろう。
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「建設の匠」編集部
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