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タテコレ
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東京スカイツリー・コレクション【夜景】

高さ634mを誇る東京スカイツリー。シンプルな円柱に見えるが、実はその足元は正三角形である。高くなるにつれて徐々に円形に近づいていき、約300メートルの地点で正円となる。

元々は東武鉄道の貨物列車ヤードだった決して広大とは言えない土地に、東京スカイツリーは建設された。だからこそ、そのシルエットには日本刀の“そり”や寺社仏閣の柱にある“むくり”など、日本の伝統的な匠の技術が用いられているのだ。

さらに、古来の建築物である五重塔と同じ“心柱(しんばしら)”という構造も用いられた。高さ375m、直径8mの鉄筋コンクリート柱とオイルダンパーの組み合わせなどにより、「これまで地震で倒壊した例がない」と言われる五重塔の耐震構造技術を、見事に現代に甦らせた。現に、東日本大震災の際にも建設中だった東京スカイツリーは無傷。すべての現場作業員の身の安全も守ったのである。このような設計を担当したのは、日建設計だ。

東京スカイツリーの施工を受け持った大林組もまた、匠の技を駆使して大工事を敢行した。施工や計測管理でBIMを利用し、杭打ちにおいては順打ち・逆打ち混合の「ハイブリッド地下工法」を用いた。さらに心柱の施工においてはシステマチックに短期間で構築できるという「スリップフォーム工法」を採用するなど、威信を賭けて多くの特殊技術を注ぎ込んだ。

かくして、東京スカイツリーは2012年に無事竣工。さまざまなカラーに彩られるライトアップによって、多くの人々の目を愉しませている。

SPOT INFORMATION
東京スカイツリー
所在地
東京都墨田区押上一丁目1番2号他
カテゴリ
タワー
用途
通信施設
エレベーター数
4基、業務用2基
敷地面積
約36,900㎡(タワー+街区)
着工年月
2008年7月14日
竣工年月
2012年2月29日
関連企業
発注者(事業主)
東武鉄道・東武タワースカイツリー
設計者
日建設計
施工者
大林組
技術・工法
構造
鉄骨造,鉄骨鉄筋コンクリート造,鉄筋コンクリート造
高さ
634m
工法
ハイブリッド地下工法
35.710045,139.810659
WRITER
「建設の匠」編集部
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「建設の匠」編集部の中の人。ひとりで取材したり記事を書いたり写真を撮ったりしております。ツイッターは@KensetsuTAKUMI、フェイスブックは@kensetsutakumi2018。
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