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萩原雅紀の「ダム」道。【06】まもなく旬! ハギワラ 春のダム放流まつり

萩原雅紀の「ダム」道。【06】まもなく旬! ハギワラ 春のダム放流まつり

ダムと言えば放流を思い浮かべる、という方も多いだろう。これまで国内外合わせて数百ヶ所ものダムを見てきた私としては、ダムの魅力は放流だけではない、と声を大にして言いたいのだが、それでも予想外の放流に出くわすと、いまだに「うおおっ!」などと我を忘れて声を上げてしまう。ダムの放流は役割や目的以前に、エンターテインメントでありスペクタクルだと思う。

しかし、実は放流は思ったほど見られない。なかでも、誰もが「あそこから水が流れれば……」と想像する、堤体のいちばん上に設置された放流設備から水が流れ出る場面は、はっきり言って非常にレアである。

ダムと言えばこんなシーンかも知れないけど実はかなりレア!(滝沢ダム/埼玉県)

逆に、放流するときはさまざまな理由があり、それが複雑に絡み合っている。ではいったいダムはどんなときに放流するのか、いつどのダムに行けば大迫力の放流を眺めることができるのか。今回はそんな情報を、読んでくれたあなただけにこっそり教えたい。

放流は”春”に見に行こう!

先に答えを書いてしまうと、ダムのいちばんの放流シーズンは春。暖かくなると、豪雪地帯のダムには大量の雪解け水が流れ込んでくる。そしてその水は貯水池を満たし、同時に豪快に放流している姿を見ることができるのだ。

雪解け水が流れ込み豪快に放流(荒沢ダム/山形県)

というわけで「今年の春、見に行ける大迫力の放流ベスト10」みたいな記事にしようかと思ったのだけど、せっかくダム専門の連載なので「なぜダムは放流するのか、しないのか」といったあたりから解説したいと思う。ああ、また面倒臭い展開にしてしまった。

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WRITER
萩原 雅紀
萩原 雅紀
ダムライター、ダム写真家。1974年東京生まれ。ダムと名のつくものすべてを対象に、ライフワークとして「ダムめぐり」を続けている。これまで訪れたダムは国内外合わせて500基以上。毎年末に「日本ダムアワード」を主宰。ダムカードの発案にも携わる。著書に『ダム』『ダム2』(メディアファクトリー)、『ダムに行こう!』(学研プラス)等。
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