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萩原雅紀の「ダム」道。【09】打設完了!重力式コンクリートダム「八ッ場ダム」のつくりかた

萩原雅紀の「ダム」道。【09】打設完了!重力式コンクリートダム「八ッ場ダム」のつくりかた

コンクリート打設が続く

ここからはひたすらコンクリートの打設だ。その合間に、堤体の中を通る点検用通路(監査廊という)になるプレキャストの通路や、放流用の管や水門などを内部に設置し、コンクリートで埋めて行く。この期間は24時間ひっきりなしにケーブルクレーンでバケットが行き交い、休みなく打設が続いて行く。

この位置でコンクリートに埋められるのを待つ利水放流管

人と重機とバケットがずっと動き回っていて見ていて飽きない

ここでは、原石山での骨材の採取から選別、ベルトコンベアーでの運搬、指定されたコンクリートの製造、バケットへの積み込み、打設面への運搬、そして打設と、すべての作業を1秒でも詰められるように、側から見ていても気づかない各々の技術とチームワークを融合させた、すさまじい職人芸が行われていたという。数年にも亘るダム建設工事では、そういった小さな積み重ねで工期が変わることもあるのだ。

打設は24時間ずっと続いていた

堤体の外側では、下流側には放流された水の勢いを弱める減勢工が造られ、上流側は建物を取り壊したり木を伐採したり、貯水池になるための準備が行われる。八ッ場ダム地点はかなり昔から人が住み着いていたらしく、遺跡の発掘と記録作業がかなり大規模に行われていた。

この後ここに減勢工の副ダムが造られる

伐採もだいぶ進んできている

 
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WRITER
萩原 雅紀
萩原 雅紀
ダムライター、ダム写真家。1974年東京生まれ。ダムと名のつくものすべてを対象に、ライフワークとして「ダムめぐり」を続けている。これまで訪れたダムは国内外合わせて500基以上。毎年末に「日本ダムアワード」を主宰。ダムカードの発案にも携わる。著書に『ダム』『ダム2』(メディアファクトリー)、『ダムに行こう!』(学研プラス)等。
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