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ダムライター・萩原雅紀の「ダム」道。【11】新提案!「堤体の効率」で比べる真夏の最強ダム決定戦!

ダムライター・萩原雅紀の「ダム」道。【11】新提案!「堤体の効率」で比べる真夏の最強ダム決定戦!

夏といえばダム! というわけで各地のダムを紹介したいところだけど、暑すぎて外に出るのは危険だ。

毎年7月下旬から8月上旬にかけて、国土交通省と林野庁が全国で「森と湖に親しむ旬間」というイベントを開催し、各地のダムで⾒学会などが⾏われるのだけど既に今年も⼤部分が終わってしまったし、最近は熱中症対策でイベント規模もやや縮⼩傾向なのだ。

そこで今回は、涼しい部屋の中でこれまでにないダムの可能性を探ってみたい。具体的には、一般的なダムのスペックを少し弄って新たな要素を算出し、比べてみるのだ。もしかしたら、お子さんの夏休みの自由研究のヒントになるかも知れない。

ダムのスペックといえば

一般的に、ダムを構成するスペックといえば、堤体の高さを表す「堤高」、幅を表す「堤頂長」、体積を表す「堤体積」、貯水池の容量を表す「総貯水容量」などだ。ダムカードの裏面に記載されたデータもほぼこれである(堤体積は記載なし)。

僕たちはダムカードで堤高、堤頂長などを知る

高さや幅、貯水容量などは単純にダムの大きさを見てとれる。しかし、それだけでは見えてこない要素もある。たとえば、総貯水容量が同じくらいでも堤高や堤頂長、型式がまったく違うダムもある。

つまり、同じ貯水容量なら堤体が小さい方が「効率が良い」と言えるのではないか。そこで、総貯水容量を堤体積で割って、単位体積あたりの貯水容量を比べてみるのはどうだろう。

言うなれば「堤体の貯水効率」である。

たとえば重力式コンクリートダムの五十里ダムと

ロックフィルダムの福地ダムは総貯水容量がほぼ同じ

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WRITER
萩原 雅紀
萩原 雅紀
ダムライター、ダム写真家。1974年東京生まれ。ダムと名のつくものすべてを対象に、ライフワークとして「ダムめぐり」を続けている。これまで訪れたダムは国内外合わせて500基以上。毎年末に「日本ダムアワード」を主宰。ダムカードの発案にも携わる。著書に『ダム』『ダム2』(メディアファクトリー)、『ダムに行こう!』(学研プラス)等。
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