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萩原雅紀の「ダム」道。【16】だからこその造形美!ダムでコンクリートを存分に味わおう

萩原雅紀の「ダム」道。【16】だからこその造形美!ダムでコンクリートを存分に味わおう

何と言っても真っ平な壁!

コンクリートの魅力としては、やっぱり何より「人工的な造形」がいちばんだと思う。特に、コンクリートのダムとして真っ先に頭に浮かぶ重力式コンクリートダムで見られる、自然界には存在しない「真っ平の巨大な壁」は圧倒されると同時に強く惹きつけられないだろうか。

明らかに「不自然」な巨大で真っ平なコンクリートの壁(小玉ダム/福島県)

水門などの装備がないほうがより壁感を味わえるかも知れない(新宮川ダム/福島県)

この堤体は相当シンプルだがもっとシンプルな姿を見たい!(志津見ダム/島根県)

しかも、ここで取り上げた3つの堤体はどれも全面越流型、つまり真っ平らな面すべて水が流れる部分なのだ。通常、堤体にはコンクリートの継ぎ目で縦や横に筋が入っているが、水が流れる部分は継ぎ目が目立たず真っ平に仕上げてある(そういえばどうやって施工しているんだろう)。これが「コンクリートのフラット感」をひときわ引き立たせていると思う。

コンクリートを味わうなら全面越流型に限る、と言えるかも知れない。

 
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WRITER
萩原 雅紀
萩原 雅紀
ダムライター、ダム写真家。1974年東京生まれ。ダムと名のつくものすべてを対象に、ライフワークとして「ダムめぐり」を続けている。これまで訪れたダムは国内外合わせて500基以上。毎年末に「日本ダムアワード」を主宰。ダムカードの発案にも携わる。著書に『ダム』『ダム2』(メディアファクトリー)、『ダムに行こう!』(学研プラス)等。
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