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秋本 佑の「建築を読書する」【05】日比谷図書文化館は「不自由な三角形」を愛おしく思う場所だった

秋本 佑の「建築を読書する」【05】日比谷図書文化館は「不自由な三角形」を愛おしく思う場所だった

スタッフもお気に入りのバックヤード

建物の1階にはショップを併設したカフェが、地下1階にはレストランが入っている。特に1階のカフェは、建物全体が三角形の形をしている中、その一角にくっついた円形の空間を利用した場所で、都立日比谷図書館時代は児童書のコーナーだった。丸い空間は柔らかさや優しさを演出しており、カフェとなった今でもその点は変わらない。

カフェスペースの丸い壁

外から見たカフェスペース

最後に、とっておきの場所に案内していただいた。それは、屋上へと続く階段の途中にある踊り場。

今ではバックヤードとして使われているため一般の利用者は入ることができず、4階にある六角形のスタジオプラス(小ホール)から仰ぎ見るしかできない。その反面、バックヤードだからこそ大きな改修がされずに建設当時のままの姿を留めているのだ。

この踊り場、三角の格子が連なる窓の向こうには、東京タワーが垣間見える。今回の取材で訪れたのは夜だったため夜景が美しかったが、日中は日中で光が差し込み、お気に入りの場所としているスタッフの方も多いとか。

三角形の格子

向こうに東京タワーが見える

連続する三角形

スタジオプラス(小ホール)内から三角形を仰ぎ見る

建物外から三角形を仰ぎ見る

 
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WRITER
秋本 佑
秋本 佑
本(読書)大好きライター。小学生の頃、江戸東京たてもの園で前川國男邸を見て以来の建築好き。建築の専門教育は受けていないものの、「建築ファン」のひとりとして、note(https://note.mu/task_akimoto/m/md67488f9638c)に記事を書くなど。
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