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首都高研究家・清水草一の「高速道路」道!【10】東京湾アクアライン破れたり! 港珠澳大橋の衝撃

首都高研究家・清水草一の「高速道路」道!【10】東京湾アクアライン破れたり! 港珠澳大橋の衝撃

「日本の高速道路に、なにかすごい部分はありますか?」

2か月ほど前、NHKの番組『突撃!カネオ君』の制作をしているプロダクションから連絡があった。高速道路をテーマにした回を作るので、話を聞かせてほしいとのことだった。

テレビ番組の制作スタッフは、「出してやる」という態度だったり、旅の恥はかき捨てで平気でボツにしたり、ものすごく無礼な場合が多いので、近年は電話取材以外は断るようにしているが、NHKは別だ。

私が知る限り、NHKのスタッフはものすごくまじめで礼儀正しい。「記者」と電話で名乗った女性が、実は女子アナだった!(NHKでは、レポーターの正式な肩書は記者らしい)なんてこともある。なんだか嬉しくて涙が出そうになりました。だって民放の女子アナなんて、アイドルみたいなもんじゃないですか! それに比べてNHKのなんと質実剛健なことよ。スキスキNHK。

※写真はイメージです(写真/Adobe Stock)

プライベートでも、私はほぼNHKしか見ない。民放の番組は軽薄で騒々しくて、とてもじゃないが見ていられない。つまり私にとってテレビは4チャンネルしかない。NHK総合とEテレ、BS1とBSプレミアムである。中でも視聴時間の7割をBSプレミアムが占めている。BSプレミアムが面白い番組をやってない時間帯は、私にとってテレビはただの箱である。いや、今は板でした。

あ、そう言えば民放でも、テレ朝の『タモリ倶楽部』だけは別だった。8年前、私は首都高研究家として『タモリ倶楽部』に出演したのですが、あの番組はスタッフのノリがサブカル系出版社みたいで、メチャメチャ肌が合ったし楽しかったのです!

ほら、『タモリ倶楽部』に出てくる専門家って、こけし研究家とか、ファミレスのスープバーで具をたくさんすくう技を研究してる人とか、よくまぁこんな人が世の中にはいるもんだなぁという皆さんばかりでしょ? 自分がその一員になれたのは人生の金字塔! 生きててよかった。

話がそれた。今回のテーマは『突撃!カネオ君』だった。

我が家の近所のファミレスにやってきたスタッフは、NHKの社員ではなく制作会社の皆さんで、これまで接したNHKのスタッフとはちょっと毛色が違って民放っぽい感じもしたが、とにもかくにも大好きなNHKの番組なので、私は喜んでいろいろな質問に答えた。

彼らが求めているのは、「日本の高速道路に、なにかすごい部分はありますか?」ということだった。ちなみに彼らの言う「高速道路」は、東名や名神などの都市間高速道路を指しており、首都高などの都市高速ではないようだった。

富士山と東名高速道路(写真/Adobe Stock)

私はハタと考えてしまった。

日本の高速道路に、すごい部分ってあったっけ?

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WRITER
清水 草一
清水 草一
1962年東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』『浜崎橋はなぜ渋滞するのか?』などの著作で首都高研究家・交通ジャーナリストとしても活動中。『週刊SPA!』など連載多数。日本文芸家協会会員。
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