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首都高研究家・清水草一の「高速道路」道!【14】至福!まだ見ぬ第二東京湾岸道路の妄想

首都高研究家・清水草一の「高速道路」道!【14】至福!まだ見ぬ第二東京湾岸道路の妄想

清水草一的第二湾岸建設計画

既存の計画を見ると、千葉県側の計画はあまりにも過大だ。市原市より南寄りの館山道は交通容量に余裕があるので、高速道路部の建設は凍結が適当だ。

一方、既存の京葉道路は、千葉市内に入ると渋滞が激しくなる。そこで、蘇我インター付近にジャンクションを設けて高速道路を分岐させ、幅員に余裕のある国道14号線上を4車線の高架で進み、検見川付近で東関東道に接続させる。これで千葉市中心部を取り囲む環状高速が完成する。

 

検見川ジャンクション(仮称)は十字ジャンクションとし、東関東道を直進する形で第二湾岸を東京湾に向けて突進させる。

検見川ジャンクションのイメージ(写真は東大阪ジャンクション/Adobe Stock)

問題の三番瀬付近は、沖合に長大桁橋を建設する。このあたりの水深は10メートル強なので、建設に問題はないはずだ。京葉港の航路上に関しては、桁を高く上げるか、一部海底トンネルとする。

海上道路のイメージ(写真は中国・大連の海上高速道路/Adobe Stock)

このルートだと、外環道との接続は困難だが、そこは既存の道路にまかせてすっぱりあきらめるとしよう。

第二湾岸はそのままほぼ真西に向かい、浦安をかすめて中央防波堤埋立地の南端あたりに着地。この前後は東京港の航路なので、トンネル構造が適当か。

中央防波堤埋立地あたりは橋か、トンネルか(写真/Adobe Stock)

問題は、湾岸線のどこに接続させるかだ。既存の計画通り東海ジャンクションか。あるいは大井ジャンクションにつないでC2に直結させるべきか。

現状の混雑状況をみると、湾岸線は東海ジャンクションより東寄りの交通量がオーバーフローしている。つまり、東海ジャンクション以東で増加する交通量の一部を第二湾岸に逃がす形が適当ではないか。湾岸線は東海ジャンクションの手前、京浜島で第二湾岸に分岐する形にすべきだろう。

都心方面との接続は、有明ジャンクションから11号台場線をまっすぐ延伸させる形で確保する。現状の計画にある新木場ジャンクションは、湾岸線への負担を重くするので断念。第二湾岸は基本的に都心部を迂回して羽田空港から千葉市および成田空港へ直結するシンプルなバイパス路とする。

黄色のラインが第二湾岸道路清水案

東京湾アクアラインもすばらしい道路だが、東京湾のど真ん中を走っているので、陸地の景観は楽しめない。その点この第二湾岸なら、ダイナミックなベイエリアの景観が満喫でき、インバウンド客にもアピールすると思うのだがいかがでしょう。

 
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WRITER
清水 草一
清水 草一
1962年東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』『浜崎橋はなぜ渋滞するのか?』などの著作で首都高研究家・交通ジャーナリストとしても活動中。『週刊SPA!』など連載多数。日本文芸家協会会員。
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