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家入龍太のやさしい建設ICT講座【07】2019年 イエイリ注目の建設ICTスタートアップ企業7選【後編】

家入龍太のやさしい建設ICT講座【07】2019年 イエイリ注目の建設ICTスタートアップ企業7選【後編】

建設ICTといっても、すべてがものづくりに関わる企業ではありません。

後編は、さまざまなかたちで建設ICTに関わるスタートアップ企業をご紹介しましょう。

4 ヤフーが背後に控える!株式会社KENKEY

KENKEYはヤフーグループの中古車販売サイト「カービュー」が母体になっている会社です。

(画像をクリックするとWEBサイトへ飛びます)

メインは中古建機を売買する機能を持ったサイトですが、中古建機は年式や型式によって値段が違います。買う側としては「この値段がはたして妥当なのだろうか」という不安が常にあった。建機は盗難車も少なからずあるので、下手をするとそれをつかまされてしまうおそれもあった。

そこで、同じ型式の建機が過去にどんな落札価格だったのかなどの情報を明らかにした。そうなれば買う側は安心ですよね。過去の落札価格に比べられるし、相場が分かるので安心して買える。盗難情報も分かるようにした。そして中古建機を買うだけではなく、それに関連する工事関係者が集まるSNS的な場にしようと。人がたくさん集まるヤフーらしい建機サイトですね。

サイトはこの春にオープンします。いまコンテンツを揃えているようで、実は私の管理する「建設ITブログ」も転載される予定です。ヤフーのページビュー(閲覧数)はすごいですから、イエイリのブログも相乗効果を期待しています(笑)。ともあれ、「ヤフーという大きなバックが付いたスタートアップ」的な、斬新な取り組みですね。

5 職人をつなぐ頼もしい存在・株式会社助太刀

以前もご紹介した助太刀です。いまは「人手不足」といいながら、職人さんは協力会社を通じて入ってくる仕事に頼ることが多い。だから意外とヒマな時もあったりするんですね。あとは一度、協力会社と自分の単価を決めてしまったら、それはずっと変わらないのですが、実はマーケット的に見たら、「そのスキルならもっと高い単価でも来てほしい」という現場があったりします。

(画像をクリックするとWEBサイトへ飛びます)

職人さんにとって、休みなく仕事ができる現場を探せる、あるいはより単価の高い現場を選べるなど、職人さん自身が主体的にレベルアップを図れるアプリだと思います。発注者目線に立てば、お金をあまりかけることなく、直接、職人さんとやりとりしていい人材を集めてこれるというメリットもありますよね。

また、たとえば内装のリフォーム工事はいくつもの工種が絡んでる領域で、「壁張職人:1人工」「床張:1人工」「便器の取替:1人工」など、分業すると非常に手間がかかる。それが「内装と床工事、両方できます」と複数種の工事ができる多能化工という職人さんがいて、そんな人がひとりいると、1時間で済む場合もある。そのような複数技能を持った人を特定条件の下で検索することも可能になる。

同じようなサービスはほかにもありますが、ここが一番伸びていますよね。1年ぐらいで急成長しました。ユーザー数も5万人を超えたそう。相当な売り上げがないと、あれだけテレビコマーシャルを打つのはスタートアップでもなかなか難しいですからね。

正直、私もまさかここまで成長するとは思わなかった。最初この助太刀(当初は『助太刀くん』)の記事を書いた頃、「こんなん、どこにでもあるやん」としか思っていなかったんです。使ってみると、そのよさが分かる。職人経験を有する社長の我妻陽一さんの目論見が大成功という感じですね。

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WRITER
家入 龍太
家入 龍太
BIMや3次元CAD、情報化施工などの導入により、生産性向上、地球環境保全、国際化といった建設業が抱える経営課題を解決するための情報を「一歩先の視点」で発信し続ける建設ITジャーナリスト。代案や新しいことへのチャレンジを「ほめて伸ばす」のがモットー。日経BP社出身。講演回数は90回以上。資格は中小企業診断士、1級土木施工管理技士など。
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