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ワザ・モノ

⽇本武道館をアップデートせよ2――⽵中⼯務店の挑戦【前編】

⽇本武道館をアップデートせよ2――⽵中⼯務店の挑戦【前編】

「地元の五輪施設建設を担う」という夢

「⾃分にとって、このあたりは地元感があります」

⽵中⼯務店東京本店 作業所副部⻑(建築担当)の瀧澤英明さんは、鍛え抜かれた⾝体とギャップのあるおだやかな笑顔で⾔う。

⽵中⼯務店東京本店 作業所副部⻑(建築担当) 瀧澤英明さん ※取材は2020年7月。社会的距離を保って実施、インタビュー時はマスクを着用

東京都北区で育った彼は、中学⽣の頃、チャリティー番組の会場である⽇本武道館へ⾃転⾞を⾶ばして来たのだという。その後もプロレス観戦に来たり、⼤学の⼊学/卒業式も⽇本武道館だった。⼤学時代に在籍したラグビー部の練習では、この⼀帯も利⽤したそうだ。

「北の丸公園の第3駐⾞場が広くて練習できるんですよ。……ただあそこで練習しているとだいたい怒られた(苦笑)。近くの靖国神社の坂でダッシュの練習もしましたね」

そんな彼のキャリアは20年ほど。

「⼊社1年⽬は⼤阪の寮暮らしで研修です。現場と設計部、あと⾒積部の3部署を4か⽉ずつローテーションで回るんですよ。そこから本配属で、最初は⾼知の新築病院施⼯に1年3か⽉ぐらい携わりました。そして地上43階建の汐留のオフィスビルの新築に1年7か⽉ほど……」

官公庁施設新築(練⾺区)や日比谷の店舗改修⼯事(千代⽥区)に携わったあと、ジョブローテーション制度で設計部へ。躯体図⾯を⾃分で描いたり、図⾯を確認するための勉強をしたそうだ。

「このプロダクト設計で躯体図面を描き終えたタイミングで、地下劇場のある観覧場の新築(文京区)現場へ。あとは⼤学の研究棟新築(豊島区)や信濃町の新病棟建設にも。東京本店技術部では、⼊札して本店⻑が決裁するまでのいわゆる川上に携わる業務で……。住宅以外はいろいろと幅広く勉強させてもらいました」

そして迎えた20年⽬。⽵中⼯務店が⽇本武道館の仕事を受注したと⽿にした瀧澤さんは、勢い込んでそれに⼿を挙げた。

「最初から⾃分が関われるし、日本武道館はこれまでの経験を活かせばなんとかできそうな規模でもあった。なにより、数⼗年に⼀回あるかないかというオリンピック施設にどうしても関わりたかった。だから、最⾼にうれしかったですね」

思い出が詰まった⽇本武道館に、いまの⾃分のすべてをぶつけてみたい。彼の腹が決まった――。

 
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「建設の匠」編集部
「建設の匠」編集部
「建設の匠」編集部の中の人。ひとりで取材したり記事を書いたり写真を撮ったりしております。ツイッターは@KensetsuTAKUMI、フェイスブックは@kensetsutakumi2018。
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