建設の匠
Powered by
建設転職ナビ
メニュー
メニュー閉じる
ワザ・モノ

100年前に起った建築イノベーター「分離派建築会」展に向って発て!

100年前に起った建築イノベーター「分離派建築会」展に向って発て!

モダニズムへと発つ

入場して2時間ほど経った。知識欲が満たされたので我は発つ。

この新橋界隈は魅力的だ。やがてモダニズム建築の旗手になっていく分離派建築会メンバーだが、くしくもこの新橋の街にはモダニズムの香りが色濃く残っているのだ。

「ザ・モダニズム建築」こと中銀カプセルタワービルも目と鼻の先に建つ。

中銀カプセルタワービル(黒川紀章設計、1972年竣工)

モダニズム建築の巨匠が設計した樹木のようなビルも見られる。分離派建築会展を観た後には”樹”を避けるようにグイっと曲がる東京高速道路(KK線)のカーブにも、モダニズムの香りを感じてしまうから不思議。

静岡新聞・静岡放送東京支社ビル(丹下健三設計、1967年竣工)

ヤクルト本社ビル(圓堂政嘉設計、1972年竣工)の超繊細階段も見ておこう

〆は新橋駅前ビルの地下1階立ち食いそば店「おくとね」。モダニズム建築・パレスサイドビルの大庇を彷彿とさせる舞茸天そばを、スタンディングでズズッとすすれば完璧だ。

舞茸のようなパレスサイドビル(林昌二設計、1966年竣工)の大庇

「おくとね」の舞茸天そば460円。パレスサイドビル大庇のような薄い舞茸天はつゆに浸すとバラバラになる分離派天ぷら

発てよ国民!

関東大震災と東日本大震災、スペイン風邪とコロナ禍……と昔と今のトピックをあわせて考えていると、もしかして現代にも「第二の分離派建築会」はあらわれるのでは……と勝手に夢想してしまう。その予備軍たる令和の若い建築パーソンにこそぜひ観てほしい。モダニズム建築好きも歴史好きも大河ドラマ好きもぜひGoTo汐留。

なお、会期は2020年12月15日(火)まで。時が経つのは早い。全国の読者諸氏におかれましてはGoToトラベルキャンペーンを駆使し、お早めに発つことを願う。編集部はその価値があると、世界に向かって宣言する。

 

分離派建築会100年展  建築は芸術か?

会期:10月10日~11月10日、11月12日~12月15日(水曜日休館)

東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階  パナソニック汐留美術館(TEL:050-5541-8600)

開館時間:10時〜18時(入館は閉館の30分前まで)

料金:一般:800円、65歳以上:700円、大学生:600円、中学・高校生:400円、小学生以下無料

 

 
1
2
3
4
5
WRITER
「建設の匠」編集部
「建設の匠」編集部
「建設の匠」編集部の中の人。ひとりで取材したり記事を書いたり写真を撮ったりしております。ツイッターは@KensetsuTAKUMI、フェイスブックは@kensetsutakumi2018。
建設転職ナビ