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生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪2019レポ―ト【1】大阪の建築文化への“先入観”を、建築家・前田茂樹さんにあっさり覆された件

生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪2019レポ―ト【1】大阪の建築文化への“先入観”を、建築家・前田茂樹さんにあっさり覆された件

全国の建築ファンのみなさん、こんにちは。1年に1回、大阪市内の錚々たる名建築が無料公開されるイベント、「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(イケフェス大阪)」をご存知ですか?

「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪 2019」公式Webサイト

戦前から変わらぬ姿をとどめるレトロな近代建築や、高度経済成長期に栄えた社交場、そして最新技術を駆使した超高層ビルなど、人びとの生活を支える舞台としてつくられた建築が、この日ばかりは主役となって人びとを出迎えてくれるフェスティバルです。

オフィスや住宅など、本来であれば関係者しか入ることのできない建築が特別公開されたり、建物のオーナーや建築史家による「ここでしか聞けない」裏話や見所を解説するツアーが街のあちこちで開催される、建築ファン垂涎のイベントとなっています。

日本最大の建築公開イベントとして年々注目を増してきたイケフェス大阪は6年目を迎えた今年、世界の建築公開イベント「Open House Worldwide」への加盟が決定し、参加物件数も169件にのぼりました。

「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪 2019」開催地マップ(公式Webサイトより)

6年間の念願叶って、ついに今年イケフェス大阪をじっくり堪能することができた建築ライター ロンロ・ボナペティが、「どんな体験ができるイベントなの?」「大阪の建築はどんなところが魅力なの?」といったみなさんの疑問にお答えする特別企画をお送りします。

 

プロローグは大阪生まれ大阪育ち、フランス・パリ仕込みの建築家、前田茂樹さんのインタビューです。

大阪大学卒業後、東京芸術大学大学院で建築教育を受けたのち、世界的建築家ドミニク・ペロー氏のもとで10年間設計実務を経験し、現在は大阪を拠点に全国各地にプロジェクトを抱えている前田さん。

イケフェス大阪では、ペロー事務所時代にコンペ提案の基本設計から現場での施工監理までチーフアーキテクトとして携わった「大阪富国生命ビル」の見学ツアーをご担当されています。

前田さんがガイドを務める「大阪富国生命ビル」。 ひだ状に角度が付けられた壁面に周囲の風景が写り込み、常に変化し続けて見えるように設計されました

生活者・経営者・建築家そしてツアーガイドと、さまざまな面から大阪の建築に関わる前田さんの視点から、イベントの魅力に迫りたいと思います。

ツアー開催前にインタビューにお応えいただいた前田さん。梅田の地下街にあるこちらのカフェは、富国生命ビルの地下アトリウムに直結しています

このような建築イベントを開催できる大阪の豊かな建築文化の背景を、前田さんであれば的確に答えてくれるのでは? と期待して臨んだインタビューでしたが、良い意味でその期待は裏切られる結果となりました。

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WRITER
ロンロ・ ボナペティ
ロンロ・ ボナペティ
「専門知識がなくても楽しめるように建築の魅力を伝える」がモットーの建築ライター・編集者(と名乗る黄色い鉛筆)。大学院の建築コースを修了後、建築系のコンテンツ制作に携わる。国内外の都市や建築を巡って得た気づきをコンテンツプラットフォームのnote(https://note.mu/ronro)で発信中。
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