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【建設×Twitter】建機レンタル業・新光重機の「中の人」に訊く企業公式SNSアカウントのバズらせかた

【建設×Twitter】建機レンタル業・新光重機の「中の人」に訊く企業公式SNSアカウントのバズらせかた

当初のフォロワーは10人だった

――新光重機さんはかなりチャレンジングなことをいつもつぶやきながら、フォロワー数6,000人超えと着実に増やしているので、SNS活用術をぜひ業界に向かってレクチャーしていただきたいなと思いまして。

新光 よろしくお願いします。そんな大それたことは言えないですけれど。まだ迷走中なので。

――Twitterをはじめられたのは、いつごろですか?

新光 2018年1月です。当社の設立記念日が1月5日なので、それに合わせて軽いノリでアカウントをつくりました。そのあとは月に一回程度、ちょっとつぶやくぐらいだったんですけれど。

個人的にコピーライティングの勉強をしていた時期があって、そこで企業広報としてSNSを活用する話が出てきて、「なんかちょっとやってみようかな」と。すると2018年10月ぐらいからフォロワー数が増えてきて……。

――ちなみに1月からはじめて、10月までのフォロワーはどれぐらいだったんですか。

新光 10とか20です(笑)。

――……すくなっ! そこからいまや6,000超え。ずいぶん激増しましたね。

新光 そうですね。とりあえず重機の写真を撮って載せたり、「重機」関連のワードを調べて、重機についてつぶやいている人に「いいね」するなどして絡んでいきました。

――Twitterのために、レンタル重機をわざわざ動かして並べて撮っているんですか?

新光 そのために動かしたり撮ったりしているのもあるんですけれど、実はTwitterをはじめる前から、きれいに並べて写真を撮って「面白いね」「きっとなんかで使えるよね」って社内でやっていたんですよ。

――どこに公開するでもなく、ですか? イイ社風……! ちなみに中の人はおひとりで……。

新光 いまはひとりでやっています。重機を動かしたりとか「ちょっとこれ持ってみて」とかいろいろ手伝ってもらってはいます。のちのち、担当者を増やしたりするかもしれませんが、いまはフォロワーさんを増やしていく段階かなというところもあって、ひとりで。

――「企業公式」は中の人のキャラの出し方が難しいと思うんですが、「あー、BUMP  OF CHICKEN好きだな」「ははーん、『AKIRA』読んでいたな」とか、世代のニオイが出るじゃないですか。あれはあえて?

新光 うーん、つぶやくことがないっていうのもあるんですけれど(笑)。ちょっと人間味もあった方がいいのかなと思うところがあったので、「好きなものをつぶやいていくと、人間味が出てくるかな」と。

このビジュアルで「人間味」だと……?

――「おはようございます」的な日々のつぶやきと重機についてのつぶやき、あとは本業に関係ないつぶやき。どのあたりが反応いいという感触なのですか。

新光 やっぱり反応がいいのは重機関係ですね。フォロワーさんは重機が好きな方が多いので。重機やミニチュア重機の写真の反応はいい。

――ある意味で思惑通り。

新光 まあ、そうですね。やりはじめた趣旨は、当社自体もそうですが、重機や重機レンタル、さらに建設関係の知名度・認知度やイメージを上げていきたいなと。重機好きな人に対してのアプローチもしつつ、「重機をあまり知らない一般の人にも裾野を広げていかなければ……」と思っています。

単に「重機好き」「ミニチュア好き」という人もいますし、「お子さんが重機好き」というお父さん、お母さんもたくさんいるし。子どものころって重機好きじゃないですか。その気持ちをずっとみんな持ってもらいたいという想いもあって、このアカウントで重機をおもしろおかしく扱っているんです。

だから単に重機の写真を上げるんじゃなくて、たとえばこのあいだも『ラピュタ』のテレビ放映がありましたけれど、その際にユンボで手をつながせてみたり(笑)

重機と一般の人をつなぐ言葉を考える工夫をしていきたいなと思っています。

――なるほど。フォロワーが増える起爆剤になったツイートは?

新光 やはりプレゼント企画ですかね。2、3か月に1回とか2か月連続など不定期でおこなっています。

――あれはメーカーさんと新光重機さんで準備をされて?

新光 そうですね。建機メーカーさんもせっかくおもしろいノベルティをつくっているので、「アカウントつくって宣伝したらいいじゃないですか」と話したら、いろいろコンプライアンスとか事情があってアカウントを持てないので、じゃあ一緒にやりましょう、と。こっちが勝手につぶやいている分には、メーカーさんに炎上リスクはない(笑)。

――リスク回避の意味で一方通行的なツイートが多く、フォロワーに絡まないスタンスの企業公式アカウントもあります。新光さんはそのあたりはどうお考えですか。

新光 みなさんに絡むのはすごく楽しいですね。それはいいんですけれど、会社が大きくなると、なかなか難しい部分があるのかなとは感じます。その点、シャープさんとかタニタさんはバランス感覚がすごい。

――つぶやき方については、なにか秘訣はありますか。

新光 つぶやく内容は基本的にはポジティブな内容にしています。そのタイミングでつぶやかなくていいことは寝かせています。下書きして、何度か読み返したりして。「これはつまらないな」「これは人をちょっと傷つける内容が入っているかなあ」と自分のなかで思ったら、つぶやかないで消しちゃうのも結構あるんですけれど。

――それはもはや「つぶやき」の域を超えているのでは……!

新光 そうですね。言い回しって、なかなか難しいですよね。あとは敬語とタメ口のバランスとか。営業をやっていたときも「ずっと敬語だと距離感は縮まらないな」と思ったので、ポップな感じで接するのも、距離感を縮めるにはいいのかなと。そういった経験をどんどん取り入れています。

――目上の人にあえてタメ口で突っ込んでみる、みたいな。社内的にはどんな反応ですか?

新光 勝手にやりはじめたんで……。営業所の女の子とあるとき話していたら、「twitterを見てる」と。「あれ、おもしろいですね。誰がやっているんですか」と言われた。

――ヒーローの世を忍ぶ仮の姿かよ!

身バレはNG!

新光 そこは素直に「あー、ありがとう」(笑)。説明をして「じゃあネタ提供して」って。

――なんですかその交換条件。で、あの女子会の写真ですか。

新光 そうですね。「女子会をやるんだったら、写真を送ってもらえればつぶやくよ」って。

――こういう写真は、社内のあたたかい理解と協力がないと出てこないだろうなと思いました。

新光 そうなんです。

 
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「建設の匠」編集部
「建設の匠」編集部
「建設の匠」編集部の中の人。ひとりで取材したり記事を書いたり写真を撮ったりしております。ツイッターは@KensetsuTAKUMI、フェイスブックは@kensetsutakumi2018。
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