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【建設×Twitter】建機レンタル業・新光重機の「中の人」に訊く企業公式SNSアカウントのバズらせかた

【建設×Twitter】建機レンタル業・新光重機の「中の人」に訊く企業公式SNSアカウントのバズらせかた

事業拡大の起爆剤になる、かも?

――今後はどうしていきたいですか。

新光 コピーライティングを学んでいたときに、TwitterのようなSNSのことを「自走する広告」と言っていたんです。たしかにコンテンツ次第でみんなが転がしていってくれる。そうなれば大企業も、中小企業も関係ないと思います。今後もそういったかたちで重機の魅力をおもしろく広めていきたいなと。あとは企業コラボもおもしろそうなのでやっていきたい。

――それはたとえばどんな企業と?

新光 前に石川県のチャンピオンカレーさんが企業公式さん向けにプレゼント企画をしたんですが、そこでレトルトカレーをもらったら「それをまた配っていいよ」っておっしゃっていただいたんで、フォロワーさんにもおすそ分けして。

――そんなことが地元・千葉でコラボできたらおもしろいですね。「どの重機が名産の落花生をどれだけの量すくえるかチャレンジ」とか。

新光 あ、それいいですね。おもしろそう。たまに千葉のことをつぶやいたりするんですけど、あまり反応がもらえなくて……。もっと反応してもらえるような内容をつぶやいていかないといけないなあ。

そういえば千葉駅の近くにうちが協賛しているコワーキングスペースがあるんですが、「おしゃれなコワーキングスペースあります」ってつぶやいても、反応は皆無でした(苦笑)。

うなだれる中の人

――たしかに重機好きとコワーキングスペースはつながらないですねえ。じゃあ重機のキャビンの中で仕事ができるようにしたらどうですか? 

新光 いいですね。けっこう重機に乗るのって楽しいんですよ。学生さんのインターンシップや、うちの出資先の方に「重機体験」的にちょっと運転してもらうとみんな目がキラキラしますね。ふだん乗る機会なんてないですから。

――それはイイ話! 企画展「工事中!」でもキャビン搭乗体験ありましたけれど、コワーキングスペースの中に重機キャビンがあって、そこにパソコンを置いてカシャカシャ仕事できれば、ロボットを動かしている気になるし一部男子ウケしそう。

新光 うんうん、キャビンをつくっている知り合いがいるので、そのキャビンだけ持ってくれば……(思案中)。

おもしろいこと大好きでわくわくしちゃっている中の人

――(……この人、本気でやっちゃうかも)。今後企業がSNSを活用するにあたって、どういう心構えでやったらいいですか。アドバイスがあれば。

新光 とりあえず「1日、1ツイートはする」みたいな目標を立てつつ、「できなかったとしても、まあいいか」ぐらいの気持ちで、楽しくやるというところですかね。

あとはフォロワーさんとの絡みが楽しいので、それを楽しむこと。さきほどの「重機の魅力を言葉を介して一般の人に伝える」の一環で、うちのカタログができたとき、「カタログできました」とつぶやいたんです。するとフォロワーさんが「カタログ見るの好きです。図鑑みたいで楽しいですよね」とリプライで書いてくれて。

そこで翌日にカタログの中の写真をたくさん撮って「重機図鑑」みたいにツイートしたら、「これほしい!」ってDMがたくさん来ちゃった。

――これ、内容を見るとかなりマニアックですよ。

新光 たしかにめちゃくちゃマニアックなんですけれど、「ほしいです」と言われて「何人かいるのかな?」と思って、DMで受け付けたら、1日も経たないうちに準備した分がすぐなくなっちゃった。フォロワーさんがそういうヒントをくれたりするんで助かります。しかも自分たちとしては意外なところにみんな引っかかったりする。

――「ジムニーって重機なの」的反応が、いっぱいありましたね。

新光 「そこなの!?」って思った。みんなジムニー、好きだなあと(笑)。

新光 あとは、バズらせようと思ってやってもバズらない。というか、バズらせようと思ったら、だいたいスベっていく。

――Twitterあるあるですね。

新光 だいたいスベる。でもTwitterの場合は、打率よりヒット数が大事なのかなと思うんで、とりあえず打席に立って振る。業務時間内でいいとは思いますが(笑)。

――ネタはどこに転がっているか分からないですからね。いま一番バズっている「ビンゴ大会」のツイートがありますが、あれは戦略的ですか。

新光 毎回、社員大会で看板やフォトスポットをつくっているので、「今回は工事看板風のをつくって」とお願いしました。「Twitterに上げたらおもしろがる人もいるかな」ぐらいの感じでした。

――なるほど。あれは社員向けであり、社外向けだったんですね。

新光 そうです。そういうおもしろそうなことは単純に好き。

――「こういうのつくろう」と相談したら、「えーっ?」という反応が出る社風であれば、なかなか実現も難しい。逆にこういうファンキーなものをつくっちゃう会社だから、あれを見た人は「いい社風だな」と好印象を抱くと思います。

新光 あと、あの工事看板をつくったのは、うちの「MEF(Machine Education First class)」というシールをつくったりする取り組みのおかげなんです。

たとえば重機を10台導入した際、営業所に振り分ける前に本社で取扱説明書を読んで、レンタルの際に重要なポイントをシールにして重機に貼るんです。そのシール印刷をする機械が社内にある。そのオペレーターの社員に「こういうのをつくって」と頼みました。

――印刷屋さんに外注したらお金かかりますもんね。社内のリソースをうまく生かしてますねえ。

新光 そうです。あの機械がなかったら、「つくろう」とはなかなかならない。

――こういうお遊びに真剣に応えてくれるのも含めて「いい会社だなあ」と感じました。

 

ここ10年ぐらいは「くるくる回るキャリアダンプ」とか「スライドアームのユンボ」など特殊な重機を導入している新光重機。ニッチな重機のおかげで、東北や東海地区からも引き合いがあるのだとか。

千葉に10か所の拠点を持つものの「これからは事業を全国に広げていきたい」という中の人。きっとその際にTwitterはプラス効果を発揮するのではないだろうか。今後は動画などの新展開にも期待である。

そして取材後、しっかりこんなつぶやきをしてくれる新光重機の中の人なのであった(やさしい)。

 
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「建設の匠」編集部
「建設の匠」編集部
「建設の匠」編集部の中の人。ひとりで取材したり記事を書いたり写真を撮ったりしております。ツイッターは@KensetsuTAKUMI、フェイスブックは@kensetsutakumi2018。
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