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100t級のマルチブーム解体専用機・日立建機ZX1000K-3はこうして組み立てられる

100t級のマルチブーム解体専用機・日立建機ZX1000K-3はこうして組み立てられる

迅速に組み立てられる日立建機ZX1000K-3

東京都に本社を構え高知県に本店を持つ株式会社オアシス・イラボレーションが手掛ける光が丘清掃工場の建替工事(発注者:東京二十三区清掃一部事務組合、請負者:タクマ・鴻池JV)。解体スタッフの最初の重要な任務となるのが、大型解体機の組み立て作業である。

ヤードからトレーラで運ばれた機材をクレーンで吊り上げて短時間で組み立てを完了。その臨場感ある現場をフォーカスした!

トレーラで運ばれた本体はフレームに装備されているジャッキアップ装置で持ち上げて、クローラの取り付け準備に入る。ジャッキアップなどの油圧系統の作動はジャッキアップコントローラで行っていく。周囲の状況を確認しながら慎重に本体を持ち上げていった。

大きなクローラにワイヤを掛けて安全に地切りする。旋回時に揺れないようスタッフがワイヤで引っ張りながら的確に作業を進める。吊り上げられたクローラはシュー幅が650㎜で全長が6360㎜とヘビー級。装着位置に吊るし片側ずつ順番よく装着を行っていく。

両方のクローラが取り付け完了。上部旋回体にはすでにロアブームも装備されている。最低地上高は解体現場に適した730㎜を確保。サイドフレームは油圧ピン結合方式を採用しており、従来のボルト締め付け、取り外し作業が不要となりスピーディな作業が可能だ。

今度はバックホウアーム&ツーピースブームを吊り上げる。上部旋回体に備わるロアブームを目指してゆっくりと旋回しながら作業。地上部ではスタッフがクレーンオペレーターに合図を送り、吊り上げたブームを誘導していく。ロアブームの上では微調整を行う。

キャビンへと乗り込みエンジンを始動。必要に応じてロアブームの調整、上部旋回体の回転を行って手元の作業をサポートする。ツーピースブームがロアブームの内側へと少しずつ入っていく。微調整を繰り返しながらピン穴を合わせて油圧脱着ピンで接合する。

ブームの取り付け作業では、このようなクレーンによる吊りの状況が長く続くため、スタッフには安全で正確な作業が求められる。やがてブーム油圧着脱ピンが機能しツーピースブームが接続されたことを確認。各部の油圧ホースなどの接続を行いZX1000K-3の準備が完了した。

クローラの全高は1500㎜で、キャブまでの全高は3820㎜。本体上部には手すりパイプが備わる。全幅は4600㎜で横方向の安定性を高めてパワフルな解体作業が可能となっている。後日、圧砕機が装着されて作業を開始した。

 


※同記事は『建機グラフィックス Vol.8』(芸文社刊)の記事をWeb用に編集・構成し直したものです。

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『建機グラフィックス』 編集部
『建機グラフィックス』 編集部
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