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日建設計社長・亀井忠夫氏は「パッションと調整力」の両輪で世界最大級の設計事務所を牽引する【前編】

日建設計社長・亀井忠夫氏は「パッションと調整力」の両輪で世界最大級の設計事務所を牽引する【前編】

日建設計で求める人材像とは

「いまの採用活動においては、特に女性か男性かとか、国籍がどこかとか、出身大学はどこかなどということもまったくない。まずその人の能力を見て、その人はなにが得意で、どんな人なのか。その点で考えています」

以前にインタビューした畑島 楓(モデル名:サリー楓)さんは、2019年春から日建設計の NAD(NIKKEN Activity Design Lab)に所属している。別にトランスジェンダーだからという理由で採用されたわけではない。能力をフラットに評価したら、たまたまMTF(性自認が女性)という個性を持っていた――というだけの話だ。

こうして日建設計は、保守的な建設業界内において結果的にダイバーシティが進んでいる。それでも亀井氏は「女性社員の比率はまだ全体の25%ぐらいだから、(比率が)そんなに高いとは言えない」と冷静に分析するが……。

ただ日建設計の看板を背負うだけに、生半可なスキルではプロジェクトを担うチームの一員として物足りない。スキルはやはり重要――そのせいか、設計部門の新卒社員はポートフォリオの良し悪しなどで合否を決めがちだ、と亀井氏。「(採用の)尺度がなかなか難しい」とも漏らしていた。

では、シンプルに彼個人の考えを訊いてみるとしよう。亀井氏は、どんな人と一緒に働きたいのか。

「まず話がきちんと通じる人ですかね。わたしたちの事務所は扱っている分野も広いし、いろいろな役割の人が必要なので、『この人はどこの部署だったら、うまく当てはまりそうか』とか、そういうことは見ます。同じようなタイプの人ばかりいても仕事にならない」

スキルが最初はなくても伸びそうだとか、地道にディテールを詰めていけそうだとか、対外的にコミュニケーションがすごくうまくできそうだというような可能性を重視するそうだ。逆に言えば、いかに能力が高くても、個人プレーに走りそうなタイプはNGだとか。やはりチームの話、コミュニケーションの話に落ち着く。これからの組織設計事務所はダイバーシティが不可欠なのである。

 

 

 
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「建設の匠」編集部
「建設の匠」編集部
「建設の匠」編集部の中の人。ひとりで取材したり記事を書いたり写真を撮ったりしております。ツイッターは@KensetsuTAKUMI、フェイスブックは@kensetsutakumi2018。
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