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ビジョナリー

101年目を迎えた髙松建設の若き社長、髙松孝年氏が思い描く建設業の未来【前編】

101年目を迎えた髙松建設の若き社長、髙松孝年氏が思い描く建設業の未来【前編】

建設業界の青写真を描くには、先を見通す力が必要だ。先見性を持ち続けるには、強い意志が必要だ。

先見性と強い意志なくしては、カオスのような時代はきっと乗り越えられない。

では強い意志は、どうしたら生み出せるのか。その先見性は、本当に時代を変えていけるのか。

「ビジョナリー」の記念すべき第1回は、ゼネコンのリーダーにご登場いただいた。

その思いや、いかに。

ある少年の“建設現場”の原風景

髙松孝年氏は2018年4月、当時47歳の若さで、髙松建設の6代目代表取締役社長に就任した。髙松建設は髙松コンストラクショングループの中核的存在で、2017年に創業から100年を迎えた歴史ある企業だ。

その名からお分かりのとおり、髙松孝年氏の父親は3代目社長である孝育氏。建設パーソンには、親も建設になんらか関連する事業に従事していた場合が多いといわれるが、髙松氏もまた親の背中を見て育ち、漠然と「建設業」に対する憧れの念を抱いていた。

髙松氏の記憶の中では一度だけだというが、小学校高学年の頃、父親に連れられて大阪郊外の工事現場を見に行った。髙松氏はいまも、その現場の光景を、埃っぽさまで覚えている。

「人はあまりいなかったような記憶がある。付いていくということは土日だったのでしょうね。傾斜地に立つ8階建てマンションで、工事用のエレベーターも設置されていた非常に複雑な現場でした。子ども心に『工事現場って、すごいなぁ』とスケールに圧倒されたことを覚えています」

どんな思いで父親は孝年少年を連れて行ったのか。「それについては話していないので分からないんです。なんかいいカッコしたかったんでしょうね」と髙松氏は笑うが、当時の髙松建設最大級の現場を司る立場として、我が子に「こんなすごいものを作っているんだぞ」という“誇り”を伝えたかったのではないか。

はたして、言葉を交わさなくともその広い誇らしげな背中を、子どもはしっかりと目に焼き付けたようである。

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「建設の匠」編集部
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「建設の匠」編集部の中の人。ひとりで取材したり記事を書いたり写真を撮ったりしております。ツイッターは@KensetsuTAKUMI、フェイスブックは@kensetsutakumi2018。
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