ヒューマンタッチ総研レポート(号外)(2019年2月28日 公開)

2019年3月期第3四半期決算から見る建設市場の動向 業界全体として好調な決算も、土木工事業は減収減益

 ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、総合工事業(ゼネコン)、土木工事業、電気設備工事業、管工事業の4業種に分けて、2019年3月期第3四半期決算から見る市場動向をまとめました。対象は3月期決算で2018年3月期売上高の上位各10社です。

本件のポイント ≫ ・4業種別主要上場企業各10社の2019年3月期の第3四半期決算から見る建設市場動向をまとめた
・土木工事業は減収減益となるも、電気設備工事業と管工事業は増収増益に転じ、業界全体として好調な決算に
・ゼネコンは減益ながら売上高は前年同期より増加し、手持ち工事の消化は順調に進行

<全体概況>電気設備工事業と管工事業は増収増益で好調

 2019年3月期の第3四半期決算(連結)の各業種主要10社の実績を合計すると、電気設備工事業と管工事業は増収増益となり、業界全体として好調な決算となりました。ゼネコンは減益ながら売上高は前年同四半期比106.1%となり、手持ち工事の消化は順調に進んでいるとみられます。一方、土木工事業は減収減益となっており、売上高、収益性ともに厳しい決算となっています(=図表①)。

【図表① 各業種主要10社の2019年3月期の第3四半期決算(連結)の実績合計】 図表① 各業種主要10社の2019年3月期の第3四半期決算(連結)の実績合計 各社の2019年3月期第3四半期決算短信より作成

<総合工事業(ゼネコン)>10社中9社が増収、4社が増収増益

 各社ともに潤沢な手持ち工事を順調に消化して10社中9社が増収となり、全体として好調な決算となっています(=図表②)。
 大林組、清水建設、長谷工コーポレーション、前田建設工業の4社が売上高、利益ともに好調に推移し、増収増益となっています。長谷工コーポレーションと前田建設工業は好調な業績推移を受けて、通期業績予想を売上高、利益ともに上方修正しています。
 一方、18年7月に発生した建設現場での大規模火災の影響などから、第2四半期発表時において通期業績予想を売上高、利益ともに大幅に下方修正した安藤ハザマは、第3四半期についても減収減益となりました。
 また、戸田建設は第3四半期の業績動向を踏まえて、売上高、利益ともに通期業績予想を下方修正しています。
※竹中工務店は非上場のため除いています

【図表② ゼネコン主要10社の2019年3月期の第3四半期決算(連結)の実績】 図表② ゼネコン主要10社の2019年3月期の第3四半期決算(連結)の実績 出所:各社の2019年3月期第3四半期決算短信より作成

<土木工事業>10社中7社が減益 道路舗装業各社が総じて厳しい決算に

 10社中7社が減益となり、収益面で厳しい決算となっています(=図表③)。第2四半期に減収減益となり通期の利益予想を下方修正した、道路舗装業界首位のNIPPOは第3四半期についても減収減益の決算が続いています。
 道路舗装業界2位の前田道路も減収減益となり、通期業績予想を売上高、利益ともに下方修正したほか、増収減益の東亜道路工業も通期業績予想を売上高、利益ともに下方修正しました。第2四半期に売上高、利益ともに下方修正した世紀東急工業は減収減益に転じ、道路舗装業各社は総じて厳しい決算となりました。
 一方、鋼製橋梁、プレストレスト・コンクリート橋梁を主要分野とする川田

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<このレポートに関するお問い合わせ>
ヒューマンタッチ株式会社 ヒューマンタッチ総研担当
TEL:03-6872-1027 / E-mail:htsouken@athuman.com
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