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  • イノフィス/新型ロボットスーツ開発/軽量・抵価格化、動きやすさを追求

     東京理科大の小林宏工学部機械工学科教授が立ち上げたベンチャー企業イノフィス(東京都新宿区、古川尚史社長)は3日、装着型の作業支援ロボット「マッスルスーツEdge(エッジ)」を開発したと発表した。エッジは空気で稼働する人工関節を使い、重いものを持ち上げる際に作業者の腰への負担を軽減する。既に販売している従来のマッスルスーツに比べて軽量で、価格も低く抑えた。

     

     マッスルスーツは重量物を持ち上げる場合にかかる体への負担を軽減する。空気で稼働する装置で作業をアシストし、作業負担の軽減や腰痛予防に効果を発揮する。本体には空気を駆動源とする人工筋肉を採用。手動で膨らますだけですぐに利用できる。作業時は、なめらかで自然な動きながら約30キロの荷物が軽々と持ち上げられる。

     

     今回開発したEdgeモデルは、従来のマッスルスーツに比べ、軽量化と低価格化を実現した。使用部品を軽量化し、5~8キロだった本体重量を4・3キロに軽くした。利用者が導入しやすいよう、70万~90万円だった価格を49万8000円と低く抑えた。本体のフレームを改良し、動きやすさも追求した。

     

     同日、東京理科大神楽坂キャンパス(東京都新宿区)で古川社長が会見し、「高齢化社会の進展とともに人手不足が深刻化し、建設や介護などの現場でもロボットスーツが徐々に導入されてきた。だが費用が高く、中小企業では、導入したくてもなかなか採用できない」と現状を説明。「開発したEdgeモデルは低価格での提供が可能となったのでぜひ活用してほしい。今後、建設業向けにも新モデルを開発していきたい」と述べた。

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    掲載日: 2018年9月4日 | presented by 日刊建設工業新聞

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