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  • 建設業スキー大会/団体総合優勝は鹿島、個人は男女とも安藤ハザマ/160人参加

     第44回建設業スキー大会(主催・建設業スキー会、後援・日刊建設工業新聞社)が3月2~3日の2日間、長野県小諸市のアサマ2000パークで行われた。10社から約160人の選手が参加した。団体総合は2年ぶりに鹿島が制し、平成最後の大会を優勝で飾った。女子は安藤ハザマの水谷万里子選手が2年ぶりに栄冠を手にした。男子は安藤ハザマの大谷亮選手が初出場で初優勝の快挙を達成した。

     

     アサマ2000パークでの大会は2014年から6回連続。本戦は3日に全長800メートル、斜度が最大24度、平均14度のパノラマコースで行われた。1984年サラエボ冬季五輪日本代表の岩谷高峰さんがゲスト参加し、競技コースのポールセッターを務めた。

     

     個人戦は2本の合計タイムを競った。大谷選手は1本目、2本目とも42秒台の好タイムで滑走し、5連覇の懸かった大成建設の黒羽秀之介選手に0・02秒差で競り勝った。「ずっと出場したかった大会だ。ようやく念願がかなった」と笑顔で大会を振り返った。

     

     水谷選手は1本目に女子で最速の46・83秒を記録し、2位以下と差をつけた。「慣れない硬いバーンだったが、基本に忠実に滑ることができた」と満足のいく結果に喜びの表情を浮かべた。個人男女でダブル優勝を果たすのは安藤ハザマの選手で初となる。

     

     団体は、得点対象者のタイムに応じた得点の合計で順位が決まる。上位3位は、女子が竹中工務店(62点)、鹿島(57点)、戸田建設(53点)、男子は大成建設(356点)、鹿島(344点)、竹中工務店(270点)の順となった。女子の竹中工務店は3年連続、男子の大成建設は2年連続のトップとなった。

     

     男女で得点を重ねた鹿島(401点)が総合優勝を勝ち取った。同社スキー部の山野邊義達主将は「すごくうれしい。ずっとこのために練習してきた。みんなの力のおかげだ。連覇を目指す」と喜びを語った。2位は大成建設(356点)で連覇を逃した。3位は竹中工務店(332点)だった。

     

     本戦の幹事は、長谷工コーポレーションと三機工業が担当した。閉会式で石田博一大会会長(三機工業)は選手の熱戦をたたえ、「皆さんの絆(きずな)を平成の次の年号につなげてほしい」と述べた。

     

     岩谷さんは「非常にコースのつくりが素晴らしい。100人以上滑っても同じ条件で滑れるのはなかなかない」とスキー場のスタッフに敬意を表した上で、「練習するのが大会で良い成績を取る一番の方法だ。忙しい中でもトレーニングに励んでほしい」と選手にエールを送った。

     

     大会は、グループ・ロシニョール(東京都台東区、高橋正彦代表取締役)とMt.石井スポーツ(同新宿区、荒川勉代表取締役)、長野県小諸市にあるアサマ2000パーク高峰マウンテンロッジが特別協賛した。アサマ2000パークの小平忠夫総支配人は「今シーズンも残り1カ月余りとなった。またアサマに来てトレーニングし、来シーズンに備えてほしい」と呼び掛けた。

     

     岩谷さんは選手の家族も参加した前夜祭や表彰式、閉会式にも出席。前夜祭ではダンスパーティーが企画され、各社対抗で演技を競った。参加者は思い思いの格好にふんし、昨年大ヒットしたダンス・ボーカルグループDA PUMPの「U.S.A.」などを披露した。

     

     次回大会の幹事は今回特別戦の幹事だった鹿島が務める。

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    掲載日: 2019年4月2日 | presented by 日刊建設工業新聞

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