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設備と構造/BIMソフトで連携/長谷工 生産性、さらに向上
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>長谷工コーポレーションは、NYKシステムズが販売する建築設備専用BIMソフト「Rebro(レブロ)」の新機能開発に協力し、「長谷工版BIM」とのデータ連携による業務効率化を推進している。スリーブの3次元データや位置・用途・材質などさまざまな情報を相互に連携させることで、設備と構造の担当者間の情報伝達精度の向上や、より効率的な設備設計業務の遂行を可能とする。新機能を実装した「Rebro2020」は12月17日リリース予定だ。
長谷工コーポレーションでは、オートデスクのBIMソフト「Revit(レビット)」をベースに同社の意匠・構造設計業務に合わせてカスタマイズし、「長谷工版BIM」として運用している。そこに、設備用のソフトである「レブロ」を連携させることで、「設備スリーブに関する検討・確認・図面修正など設計業務の効率化」「施工図作成やスリーブ補強筋の発注などの業務の効率化」「品質管理業務でのコンクリート打設前後のスリーブ位置のチェック業務の効率化」といった効果が得られる。これにより、設備と構造の設計担当者間でのスリーブ検討にかかる多大な手間や労力を削減できる。
また、現場で施工に従事する協力会社には「スリーブの発注業務の効率化」「配管やスリーブの設置位置の確認など施工管理業務の効率化」といった効果が期待できる。
同社は設計施工比率が高く、特に共同住宅に限ればほぼ100%を設計施工で手がけているという特長がある。それを生かして設計施工で一貫してBIMを活用し、協力会社を含めて業務効率化に取り組んでおり、20年4月以降に設計着手する共同住宅はすべてBIMを導入することを予定している。
将来的な目標としては、BIM活用の取り組み全体でトータル20%の生産性向上の実現を掲げている。
原英文建設部門建設BIM推進部部長は、「業務のやり方を変えることになり、また設備投資も伴うため、一度にすべてを変えることができるとは考えていないが、成功体験を積んでもらうことでゆっくりでも現場の意識を変えていきたい」と語る。
残り50%掲載日: 2019年11月21日 | presented by 建設通信新聞