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首都高技術/簡易に高所打音検査/面を連続的に点検可能
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>首都高技術は、高所のコンクリート構造物の打音検査に適した「簡易型高所点検用打音検査機」を開発し、普及を進めている。高架下状況が悪く機械足場が設置できない場所や、機械足場のバケットが侵入できない狭あい部などの点検に特に有効で、橋梁などの点検を始め、簡易的で素早く作業できるため作業時間の限られる鉄道トンネルなどでも活用できる。
検査機は、本体に内蔵したマイクによってソレノイドコイルで往復する打撃部による打撃音を聞くことができ、高所のコンクリート構造物で第三者被害が想定される個所のたたき点検を簡易的に実施することができる。同社はこれを「簡易型高所点検用打音検査システム」として開発し、約10年前から主に自社の業務に利用してきた。近年は、展示会などへの出展をきっかけに地方自治体など外部からも関心が寄せられ、貸し出しなどを実施している。
紺野康二構造管理部構造管理課係長は「小規模な橋梁でも点検は必要なため、地方自治体には、第三者被害の懸念が少ないものの検査が必要な個所を、あまり費用をかけずに簡易的に点検したいというニーズがあり、そういったところから引き合いがある」と説明する。
簡易型高所点検用打音検査機は、簡易型高所点検用打音検査システムに寄せられた要望などを受けて改良を施した製品となっている。利用者の意見を反映し、新たにボールキャスター付きのフレームを本体に追加することで「面」での連続的な検査が容易になり、利便性を向上させたほか、必要に応じて利用者がカメラなどの追加パーツを取り付けやすいよう本体の外装を従来の円筒状から箱状に改めている。
価格は33万円で、2019年10月から販売を開始している。また、本体に取り付けるポールはルミカ(福岡県古賀市、原田士郎社長)の「Bi Rod」のフルカーボンシリーズを推奨品としており、価格は7.5mタイプで5万6800円となっている。
残り50%掲載日: 2020年1月9日 | presented by 建設通信新聞