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現場から・カシワバラ・コーポ ザ・ハシモトタワー大規模修繕
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【日綜ゴンドラ「SMS工法」採用/安全なスペース確保、順調な進捗に効果】
カシワバラ・コーポレーションが施工を手掛ける地上33階建ての高層マンション「ザ・ハシモトタワー」(相模原市)の大規模修繕工事に、日綜産業グループの日綜ゴンドラによる2層式連結ゴンドラ工法が適用されている=写真。強風でも揺れが少ない安全・安心な作業空間を確保できる点が特徴。広々とした作業スペースは確実な施工管理にも役立つ。
日綜ゴンドラの「スペースモービルステーション2層式連結ゴンドラ(SMS工法)」は、2層式のゴンドラゲージを建物外周の形状に合わせて連続して設置する。建物の最上階から2フロアごとに施工して、下層フロアへと下降させていく仕組みだ。
壁つなぎで建物壁面に密着させた状態で固定するため、強風でも揺れがない安全・安心な作業空間を確保できる。空中足場とは思えない広々としたスペースが効率的かつ確実な施工をサポートする。
26日の現場見学会でカシワバラ・コーポレーションの岡野和雄取締役専務執行役員リフォーム事業戦略本部長は「超高層マンションの大規模修繕を手掛ける中で、いつも悩まされているのが仮設計画だった。(強風が吹く今回の現場で)仮設計画に四苦八苦していた時にさまざまなゴンドラを見学して“これだ”と思えるものに巡り会うことができた」と採用の経緯を説明。
現場代理人を務める宮下浩規所長も、風の影響を受けることなく施工できる作業性の良さや施工管理に対するメリットを強調した。
実際に超高層マンションの施工は、風の影響などで予定どおりに進捗しないケースもあるが、「1日の遅れもなく予定どおりに進捗している。工程管理にも大きく貢献している」(宮下所長)という。
外壁作業をしている2フロア以外は普段どおりの生活が可能となるだけに「居住者からも好評を得ている」(同)。
全国的に超高層マンションの修繕需要が高まる中、岡野専務は「強風が吹くなどの条件によっては非常に有効な手段。今後も現場条件に合わせて積極的に活用していく」方針を示す。
残り50%掲載日: 2020年8月27日 | presented by 建設通信新聞