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大豊建設/減圧管理にAI顔認証/ニューマチックケーソン 橋脚工事で初導入
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大豊建設は、ニューマチックケーソン工法で必要となる適切な減圧時間を管理するシステムにAI(人工知能)を使った顔認証システムを取り入れた。静岡県発注の「新々富士川橋・P5、P6橋脚工事」に初導入し、正常な稼働を確認した。今後は、多数の高気圧作業者が従事する大型ニューマチックケーソン工事のほか、多様な高気圧作業にも幅広く採用する。
ニューマチックケーソン工法で使用している従来の減圧管理システムは、高気圧作業後の減圧時に中央監視室内のパソコンで高気圧作業の情報を一元管理し、マンロック内の操作用ディスプレーに最適な減圧タイムテーブルを表示する。大規模な作業現場は、複数のグループが作業室内に入って作業するため、加圧時とは異なるメンバーが減圧作業を担当することがある。高気圧下での作業時間や作業気圧などが異なるそれぞれのメンバーに対し、適切な減圧タイムテーブルを速やかに提供する必要があり、特にマンロック内に入室したメンバーを特定することが重要になる。
今回、新たに構築した減圧管理システムは、高気圧環境下では初めて、入室者の特定にAI顔認証を採用した。マンロック内のネットワークカメラで入室者の顔を読み取り、顔認証サーバーに登録した顔画像データと自動で照合して個人を特定する。入室者が瞬時に特定できるため、高気圧環境下で操作盤を操作する手間や時間を削減できる。
残り50%掲載日: 2020年9月4日 | presented by 建設通信新聞