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建機大手4社第2四半期決算/売上高 前年同期下回る/コロナ感染の拡大影響
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>建機メーカー大手4社の2021年3月期第2四半期決算が出そろった。世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響による市場の低迷に伴い、各社とも売上高は前年同期を下回った。 通期業績予想についても、 各社いずれも前期比でマイナスとなり、引き続き厳しさを見込んでいる。
各社の第2四半期決算の状況をみるとコマツは新型コロナ感染拡大の影響などにより、北米、欧州、CIS(独立国家共同体)、アジアを中心に需要が減ったことから、建設機械・車両部門の売上高は前年同期比21.2%減の8765億円だった。地域別では、中国だけが新型コロナ感染終息後のインフラ投資などの景気下支え策により需要が引き続き好調だった。国産メーカーの販売比率は上昇しているものの、需要増加を着実に取り込んだ結果、売上高は17.0%増の718億円となった。
建機メーカー4社の2021年3月期第2四半期決算
日立建機は、油圧ショベル需要が中国を除き主要地域で前年同期を大幅に下回った。また、マイニング機械の需要も鉱山会社による設備投資の抑制が顕著となり、特に中小規模鉱山会社からの需要が大きく減った。レンタル・中古車は増えたものの、新型コロナの影響による市場の低迷に伴い、新車販売や部品サービスの減少、為替の円高影響などを受け、建設機械ビジネスの売上収益は、26.3%減の3202億円となった。
コベルコ建機の油圧ショベル販売台数は国内、中国とも小幅な減少にとどまった。クローラクレーンの販売台数は、国内が新型コロナの影響が限定的で前年同期並み、東南アジアはシンガポール、フィリピンで販売台数を伸ばした。
住友重機械工業の油圧ショベル事業は、新型コロナ感染拡大の影響を受け、中国を除く海外の需要が減ったことから、受注、売り上げ、営業利益ともに減った。建設用クレーン事業も国内、北米で新型コロナ感染拡大が影響したことに加え、原油価格低迷により北米地区の需要が減ったことから、受注、売り上げ、営業利益いずれも減った。
残り50%掲載日: 2020年11月6日 | presented by 建設通信新聞