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  • 遠隔臨場拡大で一致/新型コロナ、働き方改革 具体的対応策共有/国交省・日建連フォローアップ会議

     国土交通省は20日、2020年度の第2回「国交省・日建連意見交換会フォローアップ会議」を開いた。20年5月から6月にかけて全国で実施した「公共工事の諸課題に関する意見交換会」で確認した新型コロナウイルス感染症対策や働き方改革に向けた現場などでの課題について、具体的な対応策の検討状況を共有した。

     

     会議では「全面的なデジタル化、リモート化」「書類の簡素化」「プレキャストの導入促進」「建設キャリアアップシステムの活用促進」「入札手続きの簡素化」「技術者の確保」といった主なテーマごとに現場条件や実情に沿って優良な事例を水平展開できるよう、提案や要望を交わした。

     

     例えば、全地方整備局で試行を始めた遠隔臨場について、日建連側がフォロー結果を説明した。実施方法や費用負担などでいまだ課題がある一方、6割超が効果があると回答していることを報告。日建連、国交省ともに、遠隔臨場が有効だと判断できる現場に活用を拡大していく方針で一致した。

     

     書類の簡素化は国交省から整備局ごとの取り組み状況を説明した。四国整備局では、受注者の説明用資料などの削減を目的に全工事を対象として、工事検査時に監督職員と技術検査官の重複確認を可能な限りなくす仕組みを整備した。工事検査時に技術検査官が確認する書類を明確化するとともに、監督職員が工事期間中に適時、確認している項目は監督職員が評価することと整理している。

     

     コンクリート工の生産性向上の一環であるプレキャストの導入促進については、『国土交通省土木工事におけるプレキャスト工法の活用事例集』の策定から1年が経過することから、各整備局での活用状況を確認しており、改訂に向けた検討の材料とすることを報告した。

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    掲載日: 2021年1月22日 | presented by 建設通信新聞

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