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八千代エンジ/護岸劣化診断を自動化/モニタリング機能も追加
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>八千代エンジニヤリングは、河川コンクリート護岸の劣化をAI(人工知能)で自動判定するサービス「GoganGo」に、劣化診断・モニタリング機能を追加した。これにより、従来は河川管理者が目視により補修などの対策を判断していた診断作業の効率化や客観的な指標に基づく適切な河川維持管理に寄与するとしている。
GoganGoは、河川コンクリート護岸の画像データをアップロードするだけで、深層学習技術を使って護岸画像内の劣化領域を自動検出。さらに劣化検出結果を蓄積し、時系列の変化を画像として確認できるサービスを提供している。ユーザーである複数の河川管理者からは、こうした劣化検出に加え、補修などの対策を判断するための診断まで自動化を求める声があり、今回劣化診断・モニタリング機能を追加した。
新機能では劣化の面積・幅・延長を網羅的に算出し、人による目視点検では得られない護岸全体の面的・網羅的な数量が把握できる。劣化形状に沿って長さ・幅を連続的に把握し、幅別の長さをヒストグラムで表現でき、従来の目視点検で計測している「最大幅」「直線近似した延長」よりも精緻な定量把握が可能となる。さらに区間別に診断を行うため、劣化の多寡や同じ区間の経年劣化の進行も定量的にモニタリング可能だ。
同社は今後、河川管理者と共同で同機能の有効性を検証し、河川維持管理業務のさらなる効率化実現を目指す。
残り50%掲載日: 2021年2月3日 | presented by 建設通信新聞