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免震タワー住宅/扁平梁で眺望確保/三井住友建設 空間自由度も向上
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>三井住友建設は、超高層マンションの価値を高める優れた眺望と、プランニングの自由度や住戸空間の使いやすさの向上を実現する「Sulatto Rotary Tower(スラット・ロータリー・タワー)」を開発した。同社オリジナルの集合住宅設計システム「SuKKiT(スキット)」の技術を応用・発展させたもので、扁平(へんぺい)梁でハイサッシによる開放感あふれた眺望と、住戸内の梁型を半減させることによる使いやすい住空間を実現し、地上120mクラスまでの計画が可能な免震タワー型マンションとした。首都圏を始め、全国の超高層マンション開発案件で、積極的に提案していく方針だ。
特徴として、建物の中央部(コア部)に構造要素を集約し、建物全体の構造バランスを取ることで、建物外周部の梁をすべて扁平梁とすることを可能とした。これにより、階高を上げることなく主採光面でハイサッシを採用することができ、より明るく広々と感じる部屋を合理的に実現する。
これまでの一般的なタワー型マンションは、建物角の住戸内にL型状に梁が架かり、住戸プランニング、設備配管計画などの弊害となっていたが、L型状の梁の片側をなくすことができ、住戸形状や住戸プラン、階による住戸プランの切り替えなどのプランニングの自由度や、住空間の使いやすさなどが格段に向上する。この架構形式は、四角形以外の平面形状であっても適用可能で、高い汎用(はんよう)性を持つ。
また、免震構造により高い安全性を確保しているが、条件によっては耐震構造による計画もできる。
残り50%掲載日: 2018年5月28日 | presented by 建設通信新聞