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大成建設/直感的な操作性実現/力加減正確伝達の新型機
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大成建設は、生産施設向け力触覚伝達遠隔操作システムの新型プロトタイプを開発した。小型の協働ロボットにより遠隔の多関節ロボットを操作して力加減を正確に伝達する。実績のある汎用品を組み合わせた構成で、直感的かつ簡単な操作性が可能となり、作業手順や力加減は記録できる。食品工場や医薬品製造工場などへの適用を想定している。 同社は2017年から筋電義手の開発などを手掛けるイクシー(東京都中央区)と共同で力触覚伝達技術を利用した遠隔操作システムの開発に着手した。初期は5本指のロボットアームと力触覚グローブによるプロトタイプを開発したが、システムの構成が複雑なほか、ロボットハンドの動作制御が難しいことが課題だった。
新型プロトタイプは操作側に小型の6軸協働ロボット、遠隔側に2本指の垂直多関節ロボットを採用した。ロボットのなめらかな動きを実現したほか、ロボットアーム先端のグリップ型力触覚提示デバイスで正確な力加減を伝達する。
遠隔地での作業に向けてネットワークカメラの映像を見ながら操作が可能。シンプルなシステム構成で生産現場の幅広い用途に適用できる。
作業手順や力加減などの操作データを記録し、再生できるダイレクトティーチングを採用。データは保存・蓄積し、将来のAI(人工知能)を採用した作業にも対応する。システムのコントロールには統合制御ソフトウェアを組み合わせた超小型産業用パソコンを採用し、省スペース化も実現した。
システムの導入により製造エリアでの省力化を実現し、生産性向上につなげる。場所や時間にかかわらず24時間連続の作業が可能となり、日本の工場で海外の現地労働力の活用なども期待できる。
残り50%掲載日: 2018年6月29日 | presented by 建設通信新聞