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  • 食文化の新たな発信拠点に/豊洲市場で記念式典/10月11日開場 東京都

     豊洲市場(東京都江東区)の10月11日の開場に向け、東京都は13日、同市場内で開場式典を開いた。商品特性にあったエリアごとの適温管理ができる閉鎖型施設となる。一方、築地市場(中央区)は豊洲に移転後解体される。式典には886人が出席した。

     

     市場は5-7街区で構成し、5街区は卸売場、仲卸売り場がある青果棟と小口買参棟など、6街区は水産仲卸売場棟、加工パッケージ棟、冷蔵庫棟、7街区は水産卸売場棟、管理施設棟、冷蔵庫棟などが整備されている。水産卸売場棟には、見学者用デッキからまぐろの競りを間近で見ることができる。6街区には千客万来施設が23年開業予定で、それまでは都がにぎわいの場を創出する。

     

     式典では小池百合子知事が、開場延期や追加対策工事などに触れ「将来のリスクに備えたさらなる安全性の向上が図られた。日本の中核市場として、地域ににぎわいをもたらす世界も見据えた食文化の新たな発信拠点へと、大きく育てていきたい」とあいさつした。

     

     農林水産省の新井ゆたか食料産業局長は「新たな卸売制度のもと、食の架け橋の役割を担うことを期待する」という齋藤健農林水産相の祝辞を代読し、江東区の山崎孝明区長は「築地で培ってきた伝統をしっかり受け止め、新市場が発展するよう、全力を挙げて応援する」と語った。

     

     このほか、築地市場協会会長で東京都水産物卸売業者協会会長の伊藤裕康氏、東京都の村松明典中央卸売市場長、衆議院のあきもと司議員、柿沢未途議員、東京都議会の尾崎大介議長らが出席した。

     

     千客万来施設用地や水際緑地を含む敷地面積は40万7000㎡で、総延べ床面積は51万7000㎡。

     

     建築施工は水産仲卸売場棟(6街区)が清水建設・大林組・戸田建設・鴻池組・東急建設・錢高組・東洋建設JV、水産卸売場棟(7街区)が大成建設・竹中工務店・熊谷組・大日本土木・名工建設・株木建設・長田組土木JV、青果棟(5街区)が鹿島・西松建設・東急建設・TSUCHIYA・岩田地崎建設・京急建設・新日本工業JV、管理施設棟(7街区)が関東建設工業・鍛治田工務店・川口土木建築工業・国際建設JV。設計・監理は日建設計。

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    掲載日: 2018年9月14日 | presented by 建設通信新聞

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