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  • インフラドクター/鉄道保守に適用/近く実証実験着手/東急、伊豆急、首都高、首都高技術

     東京急行電鉄と伊豆急行、首都高速道路、首都高技術の4社は、首都高グループが開発した道路構造物維持管理システム(インフラドクター)を鉄道保守に生かす新技術の共同開発を進める。週内にも伊豆急行全線で実証実験に着手する。道路の維持管理システムを鉄道に適用するのは、「日本初の取り組み」としている。

     

     インフラドクターは、レーザー計測器2台と全方位カメラを管理車に搭載し、レーザースキャンで得られる3次元点群データとGIS(地理情報システム)を連携させ、異常個所の早期発見や構造物の3次元図面作成、図面・点検補修データの一元管理につなげる。国土技術研究センターと沿岸技術研究センターによる「第20回国土技術開発賞」の最優秀賞を受賞した。

     

     鉄道での適用に向け、今週中にも、伊豆急行線伊東~伊豆急下田約45.7㎞で、レーザースキャナーやカメラを搭載した移動計測車両「MMS」(モービル・マッピングシステム)を鉄道台車に積載して走行させる実証実験を開始する。レール上からレーザー計測でレール形状やトンネルの内面形状、橋梁の上部形状、レール周辺の斜面、プラットフォームの形状などを計測する。2018年度中には東急線内でも実証実験する予定。

     

     実験を機に、計測・運用方法を向上させるほか、鉄道の新しい技術として事業化し、空港など多分野の技術開発も進める考え。

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    掲載日: 2018年9月20日 | presented by 建設通信新聞

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