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  • オブジェクト標準を策定年度末まで試行サイト作成/BIMライブラリーコンソーシアムが臨時総会

     建築保全センター(奥田修一理事長)が推進する「BIMライブラリーコンソーシアム(BLC)」は4日、臨時総会を開き、BLC-BIMオブジェクト標準version1・0を策定した。今後、オブジェクト標準に基づく試行モデルを作成し、Stemサイトを改良した「試行サイト」で検証する。その後、BIMオブジェクトを本格運用する「実験サイト」を遅くとも2019年度末までに立ち上げ、BIMライブラリーの本格化につなげる。

     

     臨時総会で奥田理事長は「オブジェクトの標準化は地味な作業と思いがちだが、情報の受け渡しやオブジェクト作成の効率化に貢献し、BIMの裾野を広げる上で大きな意味を持つ」と意義を語った=写真。来賓代表の吉野裕宏国土交通省官房営繕部整備課長は「BIMがさらに普及するには使いやすい環境が必要となる。民間主体で取り組みを進める上でBIMライブラリーの構築と充実が貢献する」と期待を込めた。

     

     今回承認されたBLC-BIMオブジェクト標準は、BIMライブラリーで配信する建築部材や設備機器のモデルの作成基準となる。今後、設備機器の各種情報を配信している現在のStemサイトの一部を改良し、建築系のBLC標準オブジェクトを加えた「試行サイト」を19年3月までに作成する予定だ。実際に50-100個のジェネリックオブジェクトを作成し、試行サイトで配信して運用を検証する。19年4月以降はジェネリックオブジェクトに加え、試行的メーカーオブジェクトの作成も進める。さらに3月までにオブジェクト作成支援サイトを公開する方針だ。

     

     並行して、BIMオブジェクトを本格的に扱う「実験サイト」の詳細仕様などの作成を進める。遅くとも19年度末の運用開始を目指す。現在のStemサイトはStem試行サイトに移行し、最終的には実験サイトと一体運用することになる。

     

     また、メーカーなどオブジェクトデータ作成者のメリットとしては、ライブラリーに登録した製品のダウンロード情報が受け取れると報告。

     

     5月の総会で説明されたライブラリーの運営にふさわしい組織形態、運用方法については、今後検討を深めるとした。

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    掲載日: 2018年10月5日 | presented by 建設通信新聞

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