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鹿島/被処理水濃縮・乾燥工程向け新システム開発/加熱装置切り替え、低燃費実現
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>鹿島は6日、廃棄物最終処分場で発生する浸出水や下水処理場・メタン発酵施設の脱水ろ過液、半導体・化学工場の廃水などから、塩分など異物を除去するための濃縮・乾燥工程に使う新しいシステムを開発したと発表した。濃縮の過程に応じて加熱装置を切り替えることで、濃縮処理を効率化・高速化。発生した蒸気を回収・圧縮し、熱として再利用することにより大幅な低燃費を実現する。運転コストの削減につながる。
開発したシステムは「V-CyCle(ヴイシュクル)」という名称で、グループの鹿島環境エンジニアリング(東京都港区、池田豊社長)と共同開発した。
濃縮・乾燥に使う従来の加熱設備として、蒸発器に接した「ジャケット式加熱器」と「外部加熱器」がある。ジャケット式加熱器は塩分が析出しても問題なく濃縮・乾燥を行うことができるが、熱交換速度が遅いという短所がある。一方、外部加熱器は熱交換速度は非常に速い半面、塩分が析出してしまうと、設備自体に悪影響を与えるという課題がある。残り50%掲載日: 2017年7月7日 | presented by 日刊建設工業新聞