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建機大手4社/全社増収増益の好決算/国内減も海外堅調
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>建機メーカー大手4社の2019年3月期第2四半期決算が10月31日に出そろった。日本国内は17年9月に施行された新排出ガス規制に伴う駆け込み需要の反動減などにより減少傾向となったが、引き続き需要が旺盛な北米や中国など海外が伸び全社ともに増収増益となった。通期予想は全社が修正した。
建機メーカー4社の2019年3月期第2四半期業績
日本国内の売上高を見るとコマツは前年同期比12.2%減の1374億円、日立建機は4.7%減の897億円と減少した。住友重機械工業は建設機械のうち油圧ショベルの売上高が1039億円を占めるが、その国内売上高も10.8%減の270億円と落ち込んだ。
一方で海外需要は堅調に推移。中でもインフラ投資が活発な中国での売上高はコマツが16.2%増の814億円、日立建機が17.8%増の569億円、住友重機械工業の油圧ショベルは52.7%増の278億円といずれも2桁の増加を示した。そのほか北米などでの伸びもあり海外売上比率はコマツが3ポイント増の88%、日立建機も3ポイント増の82%、住友重機械工業の油圧ショベルは9ポイント増の74%と高まっている。
通期予想は各社とも修正した。コマツは北米が想定を上回ったことや、下期も北米やマイニングを中心に堅調な需要を見込み売上高は前回予想と比べ6.8%増の2兆4030億円、セグメント利益も11.0%増の3530億円に上方修正した。
日立建機はマイニング機械の需要増加を見込み、前回予想と比べ売上高は3.2%増の9800億円、営業利益は8.3%増の910億円、税引前当期利益は5.0%増の840億円、純利益は4.1%増の510億円を見込む。
コベルコ建機はクローラクレーン事業で7月に高砂製作所で発生した倒壊事故の影響として、出荷検査の遅れなどによる販売台数の減少などを見込み、同様に売上高を1.2%減の4050億円とした。住友重機械工業も売上高は6.6%増の2880億円、営業利益は35.7%増の190億円と予想する。
残り50%掲載日: 2018年11月1日 | presented by 建設通信新聞