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  • 田久保川橋がfib最優秀賞/発注=NEXCO西日本 設計施工=三井住友建設 アジア高速道路橋で初

     NEXCO西日本が発注し、三井住友建設が設計・施工した田久保川橋(宮崎県日向市)が、国際コンクリート連合(fib)の最優秀賞を受賞した。アジアの高速道路橋では初の快挙となる。 =関連3面

     

     田久保川橋(長さ712.5m、幅9.3-9・5m)は東九州自動車道の日向IC~都農IC間に架かる10径間連続バタフライウェブ箱桁橋で、最大支間長は87.5m。世界で初めてバタフライウェブを採用した。

     

     バタフライウェブはコンクリート箱桁橋のウェブに、蝶型の薄型パネルを使用した構造。パネルは工場製作で、上部構造の軽量化により効率的な施工が行えるため、品質を確保し生産性を向上させることが期待できる。

     

     田久保川橋の工事では、張出し架設工法を採用。上部構造が軽量なため、張出しブロックの長さを1.5倍長くすることができ、施工速度を50%向上させることに成功した。建設コストや環境への影響を低減できることが認められたのが受賞の決め手となった。

     

     fibは世界45カ国、1000以上の団体が加盟する世界最大のコンクリート関連非営利団体で、コンクリートの性能の向上・発展を目的に活動している。1990年から4年に1度開いているコングレス(大会)では、コンクリートの持つ性能や可能性を構造的に引き出すことに成功した構造物を「優れたコンクリート構造」として表彰している。

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    掲載日: 2018年11月1日 | presented by 建設通信新聞

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