建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
JM/マタベー・インサイド提供開始/スマホ写真でBIMモデル
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【個人、アジア向けにも展開】 前田建設グループのJM(東京都千代田区)は、室内をスマートフォンで撮影した写真から3DモデルとBIMモデルを自動作成して関係者で共有できる「Matabee-INSIDE」(MI、マタベー・インサイド)の提供を1日から開始した。当面は事業者向けに提供するものの、2019年前半から個人向けサービスとして展開し、同年内には中国・韓国を含めたアジア地域でも展開する予定だ。
イメージ
通常、建物のリフォームでは、構造物の計測調査作業に2人1組でスケールを使って採寸し、写真で記録するものの、契約の前段階での作業で、施工者にとって負担となる。シミュレーションを繰り返した分の費用が建設コストに加算されるため、顧客にもコスト構造が理解されづらい。 MIは、スマホを専用器具に取り付け、撮影したい店舗内を専用アプリと器具で自動的に複数カ所撮影する。撮影した画像は自動的にネットワーク経由でMIに送り、3Dモデルと、AutodeskRevit形式でのBIMモデルを自動的に作成する。すべてのデータをJMのライフサイクル・マネジメント・システムである「AutodeskBIM360Docs」に自動格納する。各協力会社は、BIM360Docsを介してモデルデータを使って設計・改装・修繕を進められる。竣工後のメンテナンスは、モバイル端末でBIMモデルを確認しながら、現場での検査から修理の見積もり・発注までできる。 スマホを使うため、高解像度カメラやレーザースキャナーなどの専用機材と専任者が不要となるほか、撮影後にBIMデータが自動的に格納されるため、企画から短時間でデザインや設計作業に着手できる。写真から3Dモデル・BIMデータを作成するシステムに機械学習機能を採用しており、複雑な構造の壁や小部屋なども正確に自動認識できる。これらによって、写真計測で3DモデルとBIMデータを作成する従来の「Matabee-3D」より、安価に短期間での建物改装・リノベーション・維持管理が可能になる。 既にセブン・イレブン・ジャパンの神奈川県相模原橋本台1丁目店でテスト運用し、作業効率向上と施工期間の短縮効果を確認した。
残り50%掲載日: 2018年11月2日 | presented by 建設通信新聞