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戸田建設 筑波技研に複合実験棟/屋内大空間で多目的実験
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【2019年10月の完成目指す】
戸田建設は、筑波技術研究所(茨城県つくば市)の新整備計画に基づく第2弾として「複合実験棟」の建設に着手した。屋内での施工実験や2万キロニュートン(N)級の構造実験など多目的な実験が可能な大規模空間を設ける。2019年10月末の完成を目指す。
新整備計画に基づく施設整備では、17年6月に「環境技術実証棟」が完成した。当初計画では、引き続き大型実験棟の拡張と施工実験棟の建設を予定していたものの、計画を変更し、築35年の大型実験棟を解体して施工実験棟の機能も含めた「複合実験棟」を新設することにした。
施設規模は、S一部RC造地下1階地上3階建て延べ3836㎡で、幅約50m、奥行き約39m、天井高さ12.6mの大空間を設ける。構造(基礎構造含む)・振動・材料・施工を研究開発する設備・機能を集約した大空間とすることで、多様な実験に効率よく対応できるほか、施工実験を屋内で実施できるため、天候に左右されず迅速で安定した実験が可能になる。また、2万kN級の構造実験を可能にすることで、超高層ビル関連の高強度材料を使った構造実験の精度を飛躍的に向上させる。構造部材から仕上げ材料まで、建物の随所に同社の開発技術を適用し、顧客へのPR施設も兼ねる。
今後は、最新の立体音響体験施設「音響シミュレーション棟」の建設も予定している。
残り50%掲載日: 2018年11月9日 | presented by 建設通信新聞