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  • セメント4社/全社が増収に/石炭高騰で利益苦戦

     セメント大手4社の2019年3月期第2四半期決算は、セメント事業が全社で増収となった。台風など天候の影響があったものの東京五輪関連工事や再開発工事、北陸新幹線延伸工事など堅調な需要により前年同期並みの販売数量を確保した。営業利益は太平洋セメントが米国での販売数量の伸びなどで増益だったが、3社は石炭などの価格高騰により2桁の減少となった。

     

     国内向け販売数量は太平洋セメントが前年同期比2.0%増の743万t、住友大阪セメントが0.1%増の434万6000tとなった。宇部三菱セメントは1.6%減の505万8000tだった。輸出は住友大阪セメントが1.0%増の69万8000tと微増だったが、太平洋セメントは15.4%減の184万t、宇部三菱セメントは9.6%減の205万1000tと減少した。

     

     通期の内需の見込みは太平洋セメント、住友大阪セメントがいずれも期初から50万t引き上げ、三菱マテリアルとともに4250万tと予想する。通期の業績予想は太平洋セメントが売上高を前回予想と比べ1.9%増の6310億円(前年同期比3.1%増)に修正した。住友大阪セメントの営業利益は前回予想と比べ29.9%減の85億円(30.6%減)。前期から38億円減の増減内訳を見ると数量や国内価格などで増加を見込むが、石炭・石油価格により33億円の減少を予想する。

     

     三菱マテリアルの営業利益は値上げ交渉の影響なども見込み前回予想から12.7%減の151億円(22.1%減)と予想する。宇部三菱セメントは輸出の数量を30万t減の450万tに修正した。

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    掲載日: 2018年11月9日 | presented by 建設通信新聞

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