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タイル張外壁改修で大林組/ネットと仕上げシート一体化
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【工期2割、コスト3割削減】
大林組は、建築物のタイル張り外壁改修工事における落下防止用ネットと石材調シートを一体化した外壁改修技術「リニューフェイス」を開発した。ネット張りなどの工程が減らせるため、工期を約20%短縮し、工事費を約20-30%削減できる。既存の事務所ビルや商業施設などのRC造建築物における外壁改修で積極的に提案する。
タイル張り外壁の建築物では、経年劣化でタイルがはく落する恐れがあるため、近年は既存の外壁タイルの上に落下防止用ネットを張り付け、その上から石材調シートを張り付けたり、石材調仕上げ材を吹き付けるなどの改修が広がっている。
リニューフェイスは、落下防止ネットと仕上げの石材調シートを一体化した。工場製作のため、施工現場での吹き付けと比べて大掛かりな養生が不要で、仕上げや施工品質が安定しており、塗り継ぎや吹きムラがない。ネットを張った上に石材調シートを張る従来工法と比べ、ネット張りの工程が削減できるほか、人件費・仮設材料費が減らせる。
リニューフェイスをポリマーセメントモルタルで既存タイルに張り付け、シート表面からアンカーピンで固定すれば、シートを確実に固定できる。改修後のメンテナンスは、アンカーピンの頭部を目視できるため、変状を確実・早期に発見できる。定期的な外観目視による点検と上塗り材(表面保護用トッポコート)の塗り替えで継続的に安全性を確保できる。
残り50%掲載日: 2018年11月19日 | presented by 建設通信新聞