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切羽に地盤情報を投影/大成建設ら「プロジェクションマッピング」/安全性、効率性が向上
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大成建設は、富士テクニカルリサーチ、マック、古河ロックドリルと共同で、山岳トンネル工事で切羽に地盤情報を投影する「切羽プロジェクションマッピング」を開発した。ボタンを押すだけで実物大写真やスケッチ、コンター図が投影可能で作業員と地盤情報を共有できる。安全性や効率性の向上につながる。
装置は油圧削岩機上部に設置する。振動や粉じん、熱からの影響を保護する特殊なケースを使用。油圧削岩機の位置情報から装置と切羽面の位置関係を計算して画像の大きさや角度、傾きなどを適切に調節する。1つのボタンを押すだけで投影できる。
投影された写真は、坑内の無線LANで自動的に外部のクラウドサーバーにアップロードされる。電源を入れると クラウドサーバーから最新の画像ファイルがダウンロードされる。画像の切り替えも1つのボタンを押すだけで済む。
地盤の硬軟などを投影でき安全性を確認しながら作業を進められる。スケッチ図や施工計画図など詳細な情報も投影できるため、切羽付近でのスプレーによるマーキングなど位置出し作業を減らし効率化にもつながる。
使用するプロジェクターは低価格な汎用品のため導入コストを抑えられる。1台で一般的な照明用100ワット形電球の約7倍となる1万ルーメン以上の輝度を発揮する。
同社は山岳トンネル現場を始め、さまざまなプロジェクトに活用する方針だ。
残り50%掲載日: 2018年12月4日 | presented by 建設通信新聞