建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
優先度1位は「やりがい」/意識に世代間ギャップ/JCMが土木技術者働き方アンケート
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>全国土木施工管理技士会連合会(JCM、谷口博昭会長)は、会員などを対象に実施したアンケート結果をまとめた。土木技術者として働く上で重要な事項の優先度1位は「やりがい」で、1-3位の組み合わせでは「やりがい」「適正な賃金」「休暇のとりやすさ」とする回答が最も多かった。「やりがい」については優先度の1番目でない場合でも40歳以上は2、3番目にランクされる一方、40歳未満は3位以内に入っておらず、仕事に対する意識の世代間ギャップが垣間見える。
アンケートは、土木施工管理技士の技術力維持・向上、社会的地位向上を図るため、会員が抱える課題などの把握を目的に3年ごとに実施している。今回が6回目となる。会員1636人、会員以外のCPDS(継続学習制度)加入者である土木施工管理技士有資格者498人の計2134人から回答を得た。
今回は、土木技術者として働く上での重要事項のほか、i-Constructionへの対応、建設業を辞めようと思ったことの有無などを新たな設問として設定した。
i-Conへの対応では、「やったことがある」との回答が約20%、「やったことはないが知っている」「よくわからない」を合わせた回答が約80%を占めた。生産性向上については「役立っている」「少しは役立っている」との回答が85%に達している。
過去に建設業を辞めようとしたことがあるかとの質問に対しては、約60%が「ある」と回答。その理由は「勤務時間」「賃金」「職場での人間関係」が上位を占める。
一方、辞めないでとどまっている理由への回答は「仕事が好きだから」が約60%と最も多く、以下、「この仕事以外できる自信がなかった」(約19%)、「次の仕事を見つけたり、そこでの処遇に不安があった」(約16%)と続く。
提出書類の簡素化についての回答は前回同様、「近年は簡素化が進んできたが、いまだにたくさんある」「同一発注者機関でも監督員により、質・量に差があり困る」が上位を占めている。簡素化に向けた改善策では「照査範囲を明確にして範囲以外の書類を提出しないようにする」ことが最も望まれている。
設計変更ガイドラインについては「知っていて活用している」との回答が約20%、「知っていて活用したことがない」「知らない」の合計が約80%を占めており、JCMは「まだまだ受発注者ともに周知していく必要がある」としている。
残り50%掲載日: 2018年12月11日 | presented by 建設通信新聞