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国土強靭化へ総力結集/建設業関係11団体新春賀詞交歓会/働き方改革の最先端に
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>建設業関係11団体は7日、東京都港区の東京プリンスホテルで2019年新春賀詞交歓会を開いた。主催者を代表してあいさつした日本建設業連合会の山内隆司会長は、政府による国土強靭化の緊急対策に対し、「建設業界としても、総力を結集して対応していく必要があると考えている」とし、働き方改革については「4月から施行される改正労働基準法への適用を見据え、本腰を入れた対応が求められている。政府の施策に呼応し、生産性革命のさらなる深化を図りながら週休2日の確保に努め、長時間労働の是正にまい進していきたい」と決意を新たにした=写真。
4月からの本運用が予定されている建設キャリアアップシステムに対して山内会長は、「建設技能者一人ひとりの技能・経験に即した処遇を実現し、働き方改革のさらなる進展に向けた大変重要な節目を迎える」とし、一層の協力を呼び掛けた。
来賓の石井啓一国土交通相は、「建設業がわが国の重要な基幹産業として持続的に活躍できるよう、働き方改革と生産性向上の動きを止めることなくさらに進めていく必要がある」と強調し、「建設業法の改正など、働き方改革のさらなる加速に向け、法制度面での環境整備を進めていく。建設業が働き方改革の最先端と呼ばれるような魅力ある産業となるよう、引き続き建設業界と二人三脚で取り組んでいきたい」と述べた。
根本匠厚生労働相は、「建設業は国民生活の向上や経済の持続的な成長を支えるほか、社会の安全・安心を担っている。その役割を将来にわたって果たしていくためには担い手を確保し、能力、処遇を向上させていくことが緊急かつ長期的な課題だ。建設キャリアアップシステムの本運用を4月に控え、ことしは大きな節目になる年だと認識している。厚労省としても皆さまとともに働き方改革を着実に実行し、魅力ある職場づくりを進め、将来の建設業を支える担い手の確保に取り組みたい」と祝辞を贈った。
引き続き、小池百合子東京都知事があいさつに立った。都知事が11団体の新春賀詞交歓会に出席するのは24年ぶり。小池知事は建設業のまちづくりへの尽力に感謝の意を表した上で、「2020年東京オリンピック・パラリンピックの競技場の準備も着実に進んでいる。19年のラグビーワールドカップ、20年の五輪を成功させることで、さらに東京、日本を大きく飛躍させたい」と述べ、東京のまちづくり、国づくりへのさらなる協力を呼び掛けた。
乾杯前のあいさつで全国建設業協会の近藤晴貞会長は、ことしの干支である己亥(つちのとい)に触れ、「さまざまな課題を解決し、次の年のための諸事を整えるという意味があると言われている。全建としても山積する課題にきっちりと取り組んで、さらに地域の発展に貢献していきたい」と述べ、杯を上げた。
残り50%掲載日: 2019年1月8日 | presented by 建設通信新聞