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  • 竹中工務店/高層建築物 剛性1割向上/3次元メガトラスを初適用

     竹中工務店は、高層建築物の揺れを低減し、建物の剛性向上を実現する「3次元メガトラス架構」を開発した。同社が施工を手掛け、9月にオープンした大阪商工信用金庫新本店ビル(大阪市)に初適用した。

     

     同建物は三角形の平面形状をデザインコンセプトとし、前面の大通りに向けて三角形の斜辺がファサードになっている。三角形の平面形状の建物は平面剛性のバランスをとるのが難しく、とりわけ斜辺方向と直交方向が構造的弱点となる場合があることから、免震構造を採用することで平面的な剛性バランスによる影響を最小化。あわせて効果的に揺れを低減するため、3次元メガトラス架構が採用された。

     

     3次元メガトラスは、斜辺方向と直交方向の2つのハットトラスの節点を共有させることで、斜辺・直交方向の地震や風荷重が作用した場合に柱に作用する引き抜き力を分散させる効果を発揮する。3次元メガトラスの採用により「5%から10%の剛性向上を実現」(同社)した。このほかにも5階部分に設けた斜辺方向のメガトラスやCFT(コンクリート充填鋼管)柱、波形鋼板耐震壁「ウェイビー」により建物全体で高い耐震性を確保している。

     

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    掲載日: 2017年12月5日 | presented by 建設通信新聞

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