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  • 所沢テック/スリーブ底辺に凹み/鉄筋溶接継手の新工法/認定受け営業開始

     所沢テック(埼玉県所沢市、石川実男社長)は、鉄筋溶接継手の新工法「TW(TOKOTEC・WELDING)溶接継手工法」を日本鉄筋継手協会の工法認定と優良A級継手溶接施工会社の認定を取得し、1月から営業(受注活動)を開始した。D51からD13のすべての鉄筋径に対応し、D51は2分、D32は1分程度で溶接できるため、生産性の向上につながる。

     

     従来は平らだったスリーブ(裏当材)をU字とし、底辺部に半円形の凹みを持たせた点がポイント。炭酸ガスアーク溶接法でI開先部を突き合わせて溶接する。スリーブ底辺部の凹みによりアークの集中性が高まり、開先底部を均等に溶接するため、溶接継手での最大の課題だったアークスタート部での融合不良をなくし、完全な溶け込みが得られるようになった。

     

     施工時に縮みがなく、PC工法や先組工法、蛇腹工法、両端固定個所の施工を行うことができる。また、同工法ではアークスタート部に欠陥が出ることを考慮し、溶け込み確認試験を実施しているほか、超音波探傷検査に必要な幅に設計され、完全な検査ができるなどが特徴だ。

     

     工法認定は昨年7月に取得したが、施工に当たってはA級施工会社の認定が必要なため、1月1日付で認定取得を受けて営業を開始した。

     

     TW工法は、石川益男取締役工事部長が従来のエンクローズ工法などの溶接工法の弱点を長年にわたり研究してきた中で開発された。引っ張り強度はもちろん、裏曲げや表曲げの試験をすべての鉄筋径と鋼種で1000本を超えるテストピースで実施。その結果、現時点における最も強度の高い溶接工法であることを証明した。同社では、NewJ-BARによる杭頭補強筋溶接や、センクシア(東京都江東区)とジャパンパイルが共同開発した杭頭接合工法「ジョイントカプラ工法」など、鉄筋の溶接に関する事業の拡大を図っていく。

     

     問い合わせは、同社・電話04-2943-8203。ホームページ(http://www.tokorozawa-tec.co.jp/)。

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    掲載日: 2019年1月22日 | presented by 建設通信新聞

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