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  • 富士フイルムHD/長崎に次世代AI開発拠点

    【インフラ維持・管理県、長崎大と技術開発】

     

     富士フイルムホールディングス(HD)は、長崎市に次世代AI(人工知能)技術を開発する拠点「Brain(s)九州」を3月1日に開設する。橋梁を始めとする社会インフラの維持・管理のデータを蓄積している長崎県や長崎大学大学院工学研究科とともに、橋梁など社会インフラ構造物の点検・診断業務を効率化する次世代AI技術の研究や、AI技術を使ったソリューションの社会実装に取り組む。将来的には、インフラ診断だけでなく、さまざまな領域の社会課題を解決するITソリューションの開発・提供を目指す。

     

     富士フイルムHDは、次世代AI技術を開発する拠点として「FUJIFILM Creative AI Center Brain(s)」(ブレインズ)を2018年10月に東京・丸の内に開設した。ブレインズ九州は、2カ所目の拠点となる。

     

     富士フイルムHDは、画像から必要な情報を読み取るAI技術の開発を進めており、橋梁やトンネルなどのひび割れ点検業務を大幅に効率化する画像診断サービス「ひびみっけ」などを提供してきた。東京・丸の内のブレインズでは、幅広い事業活動から得られるさまざまなデータを画像情報と組み合わせて統合的に理解・判断する技術の開発を進めており、同社のAI技術者の研究開発拠点としてだけでなく、大学機関との研究活動の場としている。

     

     ブレインズ九州は、富士フイルムの画像解析・AI技術と、長崎大が保有する土木工学・社会インフラ維持管理の知見を融合し、インフラ点検用のAI技術を共同開発する。長崎県の協力のもと、県内の橋梁施設などで実証実験も実施する予定。

     

     20年4月には、最新のAI・ITソリューションを設計・実装するソフトウェアを開発している富士フイルムソフトウエアがブレインズ九州の利用を開始する予定で、人員・機能の拡充により、研究開発から商品化までを一貫して実施する拠点になる見込み。長崎県の支援を受け、九州地域での就労を希望する高度IT人材の活躍の場にもしたい考え。

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    掲載日: 2019年1月22日 | presented by 建設通信新聞

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