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通信大手3社/2桁増の増収増益/統合効果などを反映
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>通信設備工事大手3社の2019年3月期第3四半期決算(連結)は、コムシスホールディングス、ミライト・ホールディングス、協和エクシオの全社とも受注高、売上高、各段階利益のすべてで前年同期実績を上回った。3社はいずれも経営統合を実施したことから、統合効果などを反映した形だ。ただ、売上総利益率は3社とも若干低下した。通期は、経営統合を反映し修正した18年11月時点の業績予想を3社とも据え置いている。
通信設備工事3社の2019年3月期第3四半期決算(連結)
コムシスホールディングスの受注高は、前年同期比24.4%増の3621億円で、通期予想に対する達成率は73.9%となった。事業区分別では、メインのNTT設備が16.6%増の1645億円、NCC設備が19.6%増の335億円、ITソリューションが29.2%増の585億円、社会システム関連などが37.5%増の1054億円といずれも伸長した。
売上高は24.9%増の3043億円。すべての事業区分が増え、中でも社会システム関連などが約5割増と大きく伸びている。売上総利益率は、前年同期と比べ0.5ポイント低下の13.3%だった。繰越工事高は17.6%増の2173億円。
ミライト・ホールディングスの受注高は8.6%増の2672億円、達成率は69.4%となった。事業区分別は、環境・社会イノベーションが20.2%減の352億円と減少したものの、NTTが27.8%増の888億円、ICTソリューションが16.7%増の726億円と全体の増加に寄与した。マルチキャリアは0.6%増の705億円だった。
売上高は11.4%増の2300億円。すべての事業区分が伸び、環境・社会イノベーションは約3割増となった。売上総利益率は、0.2ポイント低下の12.3%。繰越工事高は7.1%増の1654億円となっている。
協和エクシオの受注高は20.3%増の2915億円で、達成率は70.2%。事業区分別は、NTTグループが6.7%増の1356億円、NCCが15.8%増の278億円、都市インフラが37.9%増の822億円、システムソリューションは44.6%増の457億円といずれも増加した。企業グループ(G)別の受注高は協和エクシオGが2552億円、シーキューブGが154億円、西部電気工業Gが127億円、日本電通Gが81億円。
売上高は25.8%増の2476億円で、すべてのセグメントで増加した。売上総利益率は、0.2ポイント低下し13.3%となった。繰越高は25.8%増の2381億円で、3社中で最も多く手持ち工事を抱えている。
残り50%掲載日: 2019年2月12日 | presented by 建設通信新聞